これが新車で?新車で買えるレトロな見た目のバイク4選+α
昨今高まりを見せるレトロブーム。バイクにもレトロなデザインのモデルが多くラインナップしているので、新車購入を検討している人もいるはずです。では2023年9月現在、新車で購入できるレトロなバイクにはどのようなモデルが挙げられるのでしょうか。
おしゃれで高性能といいとこ取り!新車で買えるレトロな見た目のバイク
昨今のレトロブームも相まって、現代的なデザインのバイクではなくレトロなデザインのバイクに魅力を感じる人は多いはずです。しかし、「レトロなバイクは装備などが古くて、長距離走るのが不安」「維持や整備が大変そう」などの理由で買うのをためらっている人も少なくないのではないでしょうか。

そんな理由を払拭できるのが、”新車で買えるレトロなデザインのバイク”。新車なのでエンジンなどの装備は高性能であり、かつレトロでおしゃれないいとこ取りのバイクが手に入るのです。
では2023年9月現在、新車で購入できるレトロなバイクにはどのようなモデルがラインナップしているのでしょうか。
⚫︎ロイヤルエンフィールド「クラシック350」

1948年に誕生した「Model G2」にインスパイアされ、そのデザインを復刻したバイクが2008年に「クラシック350」と「クラシック500」として発売。その後、クラシックをフルモデルチェンジしたバイクとして、2022年3月に「クラシック350」が登場しました。
戦後のイギリスのバイクのデザインを踏襲しているレトロなデザインが目を引きますが、もちろん装備は最新のものを搭載しています。
例えば、2つのデジタル・アナログ式のメーターの中央に液晶パネルが配置されている点、最新技術の349cc単気筒空冷4ストロークを搭載している点が挙げられます。
ディアドロップ型の燃料タンクやキャスケットヘッドランプが特徴的で、レトロな雰囲気を醸し出します。また、カラーによって雰囲気がガラリと変わるのも、魅力のひとつです。
「クラシック350」の価格(税込)は、69万4100円〜です。
⚫︎カワサキ「Z900RS」

カワサキの「Z900RS」は、1972年に発売された「Z1(900スーパー4)」を復刻させたかのようなレトロなデザインのスポーツバイクです。2017年に発売されてから、爆発的な人気を集め大ヒットしているモデルと言えます。
ティアドロップ型の燃料タンクやテールカウル、ホイールなど、細部にまでこだわっており、Z1を彷彿とさせるデザインをしています。
また、丸型のLEDライトや2つのアナログ式のメーターの真ん中に液晶パネルを配置、ETC2.0車載器キットを装備しているなど、レトロな見た目とは対照的に最新のテクノロジーを駆使しています。
エンジンは900ccクラスの並列4気筒エンジンを搭載しており、低中回転域でのトルクを重視しています。
また、カワサキ初のサウンドチューニングを採用していて、ライダーの耳に届きやすい音にチューニングしてくれるので、エンジン音を楽しみながら乗れるバイクとも言えそうです。
「Z900RS」の価格(税込)は、156万2000円です。
⚫︎ヤマハ「XSR155」

ヤマハの「XSR155」は日本では発売されておらず、海外(主に東南アジア)で発売されているバイクです。
155ccではあるものの、250ccや400ccモデルに近い大きめのサイズなので、ふらつきにくく安定して走れます。
なお、一部のバイク販売店では並行輸入しているので日本でも入手は可能です。気になる人は、輸入している販売店を調べてみるとよいでしょう。
ちなみにXSRシリーズで日本で発売しているのは、「XSR900」と「XSR700」の大型バイクのみ。XSR900とXSR700はそれぞれ、「MT-09」と「MT-07」がベースとなっており、こちらはネオクラシックな外観が魅力的なスポーツバイクです。
⚫︎マットモーターサイクルズ「AKITA250」

マットモーターサイクルズは、カスタムバイクやビンテージバイクをベースに、マットな質感やシンプルなデザインが特徴的なモデルを展開しています。そんなマットモーターサイクルズから2020年に発売されたのが「アキタ250」です。
マットモーターサイクルズの特徴でもあるように、アキタ250もビンテージ感あふれる見た目をしています。ちなみにアキタ250の”アキタ”は、秋田犬が由来となっているようです。
角型の17Lと大容量の燃料タンクやヘッドライトの網目状のガード、太いブロックタイヤが特徴的で、力強くビンテージ感あふれるデザインに一目惚れする人が多いバイクです。
「AKITA250」の価格(税込)は、75万4600円です。
⚫︎ホンダ「GB350C」

ホンダの「GB350C」はまだ発売されておらず、ホンダが商標を出願したという情報が出ているモデルです。
ホンダがラインナップする「GB350」の派生機種なのではないかと密かな話題になっており、Cはクラシックを意味しているのか、それともカフェレーサーを意味しているのか、多くの人が考察し注目を集めています。
ちなみにGB350は、「日常から遠出まで The Honda Basic Roadster」をコンセプトに開発され、2021年に発売されたバイクです。こちらもレトロなデザインのバイクなので、派生機種とされるGB350Cもレトロなデザインへの期待がかかっているようです。
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レトロなバイクがほしいけど、装備や走りに不安を感じている人は、新車で買えるレトロなバイクを探してみるのもひとつの手です。GB350Cのように、今後もレトロなデザインのバイクが新たに発売される可能性もあるので各メーカーの動向から目が離せません。