日本で実車初公開のヤマハ「XSR900GP」 開発者に聞いた「XSR900」との違いや「Rシリーズ」との棲み分けは?
排気量888cc・CP3エンジン搭載車で最もスポーティな一台
―――XSR900GPは世代的に40代、50代の層に刺さる製品に仕上がっていると思いますが、若年層に対してはどういう視点でアプローチしていくのでしょうか。

松本さん お客さんの中にはこの時代(80年代)にときめいた方も、まだまだいるだろうと思いますので受け入れやすいのは確かでしょう。
逆に若い方に対してのアプローチは僕らにとっても課題ですし、チャレンジングな取り組みです。
XSR900GPを街中で見た時に、スーパースポーツともまた違う独特の後ろ姿、乗り手の姿勢をどう感じていただけるのか。非常に興味深いです。
―――排気量888cc、CP3(クロスプレーン3気筒)エンジンとフレームを共有するMT-09、トレーサー9、XSR900の中では最もスポーティな仕様に見えますが、足回りなどの設定も異なるのでしょうか。
橋本さん 他のモデルがすべてバーハンドルに対して、唯一セパレートハンドルを採用していますが、それに併せ、ポジションの見直し、前後サスペンションのリセッティングや車体剛性など、多くを刷新しました。
テストライダーから何度もダメ出しをくらいながら、できる限りのベストなセットアップに仕上がっています。
CP3エンジンはなかなか刺激的なエンジンですので、キャラクターにはあっていると思いますし、共通のフレームとエンジンを使用する車両を作る場合には、基本設計をかなりしっかりしないといけないのですが、今回、出来上がってきたXSR900GPをみても培ったものの上に成り立っているんだな、と改めて感じています。

―――それらを踏まえ、XSR900GPはスタイルだけではなくかなり攻めた仕様に見えますが、ヤマハのスーパースポーツ「R」シリーズとはどのような棲み分けをしているのでしょうか。
松本さん サーキット走行を想定したRシリーズと違い、XSR900GPではワインディングを楽しく走れるということを念頭に置いて開発しました。言うなれば箱根スペシャルですかね(笑)。
ワインディングでも街中でも気楽に楽しんでいただければ幸いです。
※ ※ ※
現在では希少な角目のヘッドライトを備えたレトロな外観の中に、YRC(ヤマハライドコントロール)やクルーズコントロールシステムなどのライディングアシストテクノロジーが詰め込まれたヤマハの最新モデル。日本での仕様や価格の発表に期待がかかります。


































