カッコよさ重視のクールなアメリカン! サンダーモーターサイクルズ「HardTail Thunder250」に試乗 レーシングライダー石塚健の市販車インプレッション
サンダーモーターサイクルズの乗り味を初体験!
それでは先ず跨がって、足着きを見ていきましょう。
シート高は650mmで、身長165cmの僕が跨ると膝がカックリ曲がるほど、両足共に地面にベッタリ。
車両重量はなんと178㎏で、アメリカンにしてはとても軽いです。取り回しはもちろん、乗ったままでの押し引きも難なくこなせちゃうので、倒してしまうかもという心配もありません。

それでは、いよいよ走行していきます!
走り出しは割としっとりとしていて、クセがない印象。
気になるほどではないものの、アクセルレスポンスに若干鈍さがあるのと、それによるドンツキ感には少々慣れが必要かもしれません。
排気音は思っていたよりも高いというのか、軽いというのか、大きめの鋭いサウンドでとにかくイカしています!
やはり直線の安定感は言うまでもなく抜群ですが、反対にコーナーでの旋回性は良いとは言えない感じ。
バイクを曲げようと傾けても思い通りに寝てくれず、フロントタイヤが常に起きようとしている感覚です。
それもそのはずで、タイヤサイズは前後とも5.00-16とかなり大きめ。さらにホイールベースも1540mmと、旋回性をどうこう言うのはお門違い。
体重を旋回側に乗せて、もう一歩深く寝かそうと試みると、突然バタッと寝てくるような感覚もあり、レースをしているとよくある不具合の、「ハンドルがロックしている」状態に似た現象でした。
無理に曲げようとする意味もないので、バイクが動くように走るのがベストなんだと再認識。
この点は、慣れればなんてことはなく、むしろこのバイクの味として、大いに楽しめるポイントでもあります。個人的にも新鮮な乗り味を、終始楽しんで走行できました。

ちなみにですが、安定しないバンク角での走行中に、リアブレーキを少し引きずって(踏んで)走行してみると、安定感はかなりアップします。乗られている方は、一度試してみてください!
そして気になっていた「サスペンションが無い」という部分。
やはりエンジンの振動が手のひらやお尻に直に伝わってきて、お尻がブルブルしてちょっと痒かったです。
一方で、地面の凹凸などをもっとダイレクトに拾うかと思いきや、それほど気にならなかったというのが、いい意味での予想外。
もっと荒れた路面を走るとネガティブな部分は出てくるのかもしれませんが、サドル下に入っているスプリングが、いい仕事をしてくれている気がします。
そんな、HardTail Thunder250の価格(消費税10%込)は93万8000円。
僕なりにHardTail Thunder250を一言で表すとシンプルに、「THEカッコいいバイク!!」これに尽きます。
アメリカンに乗りたいけど重量だったり、価格の面で踏み込めないという方にオススメの1台です。
実はHardTail Thunder250の新モデルとなる「Softail(ソフテイル)Thunder250」が2024年5月22日に販売開始となったばかり。
そちらも試乗してきたので、今回の試乗と比較しながら、近々お届けしたいと思います! それではまた!
Writer: 石塚健
(レーシングライダー)埼玉県出身の30歳。3歳からポケットバイクに乗り始め、ロードレースというオートバイ競技に参戦。現在は世界各国で活躍できるライダーを目指して日々、活動中。 2019年から、ヨーロッパでおこなわれる「FIM CEV REPSOL Moto2ヨーロピアンチャンピオンシップ」への挑戦を開始。2025年は「FIM 世界耐久選手権」に、フランスのDafy-RAC41-Hondaより参戦し世界タイトルを目指します。自身のチームも立ち上げ「鈴鹿8耐」にも参戦! スポンサー募集中です! 応援よろしくお願いします。









