個人売買で購入したエアコン付き「サンバー」 タイミングベルトカバーを外してみると…… トランポもリフレッシュしよう!! Vol.6
以前はハイエースでしたが、現在は、軽ワゴンのサンバーディアスで「軽トランポ生活!!」を楽しんでいる私です。しかし、軽ワンボックスは大型モデルの積載が大変で、不向きだと判断しましたので「軽トラ」を追加導入しました。しかし、この軽トラが「訳あり車」で、ちゃんと走らせるためには、いろいろな出来事がありましたが、何と、エアコン付き軽トラ、サンバーTT1前期モデルに乗り換えを決定!! その昔、中古車ディーラーの営業マンから「中古車は出逢いですから」とお話を伺ったことがありますが、このTT1とは、そんな出逢いなのかな? 徐々に仕上げて、快適仕様の軽トランポを目指します。
自分自身の目で確認して、納得できればラッキー!!
ネットオークションで落札した中古部品が届き、これまでに「あれっ!? 思っていた部品と違う……」なんて経験をしたこと、ありませんか? ぼくにはそんな経験が何度もあります。出品者を信用し過ぎるのも良くありませんが、疑い始めたら中古部品は購入できません。

増してや、中古車ともなると、気になることばかりで、なかなか購入には踏み切ることができませんよね。ぼくの場合は、性格的に「見抜けなかったのだから仕方ない、自分で直せば良い」と決めつけて、いつも中古車購入に踏み切っています。
今回は、初めてり利用したメルカリでエアコン付き軽トラ、サンバーTT1前期モデルを購入したわけですから、ある程度は覚悟した上での購入になります。出品文には、特に詳細な説明など無く、とりあえず明確になっていたのが「車検は取得したばかりで丸々2年付き」とありました。ぼくとしては「清水の舞台から飛び降りたような気持ち!?(決してそんなに大げさではありませんが)」で、出品を見つけてから、購入するまでの間に1時間とかかりませんでした。
引き取りからお届けまでは、大変大変、いつもお世話になっている運送業者さんにすべて丸投げさせていただきました。出品物件を見つけた1時間後には購入の意思を出品者さんへ表明させていただき、2時間後にはコンビニから代金を振り込みました。
そんな購入当日は金曜日で、昼前に出品を見つけて正午には代金を振り込んだ時系列です。そして、運送業者さんへ相談すると、同日の夕方にはセーフティーローダー付きトラックで車両を引き取りに行ってくださり、週末を挟んだ月曜日の早朝には、自宅の玄関前にサンバーTT1を届けてくださいました。感謝感謝です!!
旧愛車であるTT2(とはいっても新導入のTT1の方が年式的には旧型です)からは、幌×幌フレームやアルミホイールを移植して、早速、任意保険を掛け替えて運行開始です。早速、試運転へ出掛けると、何だか気になる部分が多々ありますので、時間を見つけては床下へ潜りこんだりして、様々な点検作業を行いました。
定期交換消耗部品のコンディションは目視確認しよう
そんな点検作業中に、幸にも不幸にも気が付いてしまったのが「タイミングベルトの交換履歴」でした。前オーナーさんへ問い合わせてみると「交換はしてあると前オーナーさんから聞いてます」とのお話しまでで、詳細はまったくもって不明でした。

しかし、仮に、交換してあるのだとすれば「交換済みシールの添付」と交換時の「走行距離」が明記してあるはずです。こればかりは目視確認しておかないと心配です。ひとつ間違えれば大きなエンジントラブルになりかねませんしね……。ガレージ前の軒先で右後輪を持ち上げ、タイヤを外してタイミングベルトカバーを取り外して確認しました。
ところが、クランクブーリーを固定するナットが硬くて緩みません。そこで、EN07エンジンのスバルサンバーに詳しい群馬県太田市に住むバイク仲間の大先輩へ電話して、状況をお話ししました。すると、インパクトレンチ用ソケットにブレーカーバーを取り付け、セルモーターを回してリヤのクロスメンバーにブレーカーハンドルをぶつけてナットに衝撃を与えることで「プーリーナットは緩むはずだよ」と裏技的極意を教えて頂きました。

自己責任でトライすること数回。その作業だけでプーリーナットは緩みませんでしたが、衝撃が加わったことで、その後はインパクトレンチで簡単に緩みました。ベテランメカニックから教わった裏技で、その後、ぼくは何度も助けられました。
さてさて、ベルトカバーを取り外してみると「やっぱり……」。ベルトカバーの内側は、漏れたエンジンオイルで真っ黒になっていました。さらにウォーターポンプのメカニカルシール下には、キラキラと輝く一筋の線が!? また、カバー内には緑色のLLC(ロングライフクーラント)も見て取ることができました。仮に、10万キロ時にベルト交換していたとしても、たった3万キロ程度の走行距離で、タイミングベルトカバーの内側が、このようなアリサマになるとは考えにくい……。

現状確認のみで復元するのは切ないと思っていたので、最悪の事態を想定して、あらかじめWEB部品屋さんで交換部品6点セット(タイミングベルト・ベルトテンショナー・クランクエンドシール・カムシャフトシール・ウォーターポンプ・外ベルト)をオーダーしておきました。仮に、取り外したカバーの内側がピカピカで美しかったら、7万キロ後の20万キロ時に使えば良いと考えていましたが、タイムリーな部品交換ができて逆に良かったと思います。これで安心して走れますからね。

実は、この作業のちょっと前に、TW1ワゴン(スバル・ディアスワゴン)の7点セット(パワステとスーパーチャージャーの装備によって外ベルトが1本多い)を交換していたので、交換作業そのものは1時間もあれば余裕で完了でした。しかし、今回は単純な部品交換にとどまらず、タイミングベルト室の内側すべてをしっかり洗浄してから復元したので、LLC冷却水の入れ替えやエアー抜きを含めて、作業時間はおおよそ2時間くらいになりました。
サンバーいじりは本当に楽しいです!! 仮に機会があれば、バイクばかりではなく純粋スバルのEN07型4気筒エンジンのオーバーホールにも、チャレンジしてみたいですね!!
Writer: たぐちかつみ
フリーランスライター。バイクも作る国内自動車メーカーの生産技術開発部門を経てから大人向けのバイク専門誌「クラブマン」誌へ合流。同誌のメンテナンスコーナーが縁で、1995年春には「モト・メンテナンス」誌を創刊し編集長を務めた。同誌休刊後の2019年秋からは、内外出版社にて「モトメカニック」誌を創刊。現在も同誌編集長を務めている。









