いつまで経っても無料にならない! そもそも高速道路は、なぜ有料なのか?
高速道路料金はどのように決定されているのか
国土交通省によると、高速道路をはじめとする有料道路の料金は、償還主義、公正妥当主義、便益主義の3つの原則に基づき決定されます。

償還主義とは、料金の額を当該道路の施設維持修繕、改築、新設に要する費用を償うものとすることです。公正妥当主義とは、料金の額を他の公共料金・他の交通機関の料金・近隣の有料道路料金および物価水準と比較し、社会的、経済的に認められるものであることとすることです。便益主義とは、料金の額は当該有料道路の交通、利用により通常受ける利益の限度を超えないものでなければならないというものです。
このうち高速道路は、償還主義、公正妥当主義に基づき、借入金額および維持管理等にかかる費用(支出)と、想定される交通量(収入)から具体的な料金が決定されます。ただし、この原則に従うと、利益の少ない地域では採算をとるため、料金を著しく高額に設定せざるを得ません。これを防ぐため、前述の全国料金プール制により、各地で料金が均一化されています。
例えば、NEXCO中日本によると、東名高速道路や名神高速道路の料金は以下の式で概算することができます。

普通車の高速道路料金=(150+24.6×距離(km))×1.1 円。式中の24.6という数字は普通車の場合に適用される金額で、車種または区間によっても異なります。また、100kmを超えて走行する場合は、100km〜200km区間は25%割引、200kmを超えた区間は30%割引となります。
しかし、高速道路には無料区間が存在します。
高速道路の無料化は遠ざかるばかりですが、一部ではすでに無料開放されている区間もあります。なぜ無料で利用できるかというと、こうした区間は国や自治体の負担によって建設されており、NEXCOの管轄外であるためです。このような事業は「新直轄方式」と呼ばれ、主に採算性の面から、NEXCOによる管理が難しいと判断された地域に多い傾向がみられます。
無料区間も高速道路に分類されるものの、当然ながら有料道路に比べ建設コストは抑えられており、道路としての規格は低くなっています。したがって、車線数が少ない、制限速度が70km/h程度に設定されているなどのデメリットもあります。
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高速道路の料金は主に建設費の償還や維持管理費に充てられており、無料化に関しては先が見えません。一方で、国や自治体の管轄により無料開放されている区間も各地に存在することから、これをうまく利用することで快適かつ低コストで旅を楽しめるでしょう。









