真冬がもうそこまでやってきた! 2024年冬の気温見込み
昨年の冬は記録的な暖かさとなりました。では、2024年〜2025年の冬にかけては、どれくらいの気温が予想されているのでしょうか。
今シーズン(2024年〜2025年)の冬の気温予想は?
バイクは風を浴びながら走る乗り物なので、ライダーにとって冬は1年の中でもっとも過酷なシーズンといえるでしょう。しかし冬のツーリングは、空気が澄んだ美しい景色や旅の途中で立ち寄るあたたかい温泉など、寒いからこそ堪能できる楽しみもあります。

ただ、近年は地球温暖化によって暖冬になる年も少なくありません。たとえば気象庁が3月に発表した「2023年~2024年の冬(12月~2月)の天候」によると、昨シーズンの冬の全国の平均気温は平年よりも約1.3度高くなり、1898年の統計開始以来、2020年シーズンに次ぐ2番目の暖かさとなりました。
理由としては、2023年〜2024年の冬(12月〜2月)は、冬型の気圧配置が長続きせず、寒気の流れ込みが弱かった影響が考えられます。昨シーズンの冬は記録的な暖かさとなり、各地のスキー場では軒並み雪不足となったのを覚えている人も多いかもしれません。
では今冬の気温は、どのように予想されているのでしょうか。
気象庁が2024年11月19日に発表した12月〜2月までの3か月予報によると、極端な暖冬となった昨シーズンから一転して、今年の冬は平年並みの気温となり、冬らしい冬になる見通しを出しています。
なぜ昨シーズンより寒くなるかというと、今シーズンの冬に「ラニーニャ現象」が発生する確率が高く、その影響で冬型の気圧配置が強まりやすくなると予想されているため。
ラニーニャ現象とは、南米ペルー沖の海面水温が基準値よりも低くなる現象のことで、日本の天候に多大な影響を与えることで知られています。ちなみに、「エルニーニョ現象」はその逆で、南米ペルー沖の海面水温が基準値よりも高くなる現象のことです。

ラニーニャ現象が発生した年の冬は、冬型の西高東低の気圧配置が強まり、寒気が南下しやすくなるため、気温が低くなる傾向で全国各地で大雪をもたらします。今シーズンの冬はこうした天候が予想されており、比較的暖かかった秋から一転して、12月から急に真冬の寒さになるかもしれません。
なお、これまでラニーニャ現象は17回発生しています。
気象庁のデータによると、ラニーニャ現象が発生しているときの冬シーズン(12月〜2月)の平均気温は、「並」と「低い」を合わせた出現率は、東日本と西日本の地域で78%を占めています。一方、「高い」の出現率は22%にとどまっており、ラニーニャ現象が発生した年の冬の気温は、圧倒的に平年並みか低くなる傾向があるというわけです。
とくにラニーニャ現象になると、低気圧が北日本付近で発達して荒れた天候になりやすくなります。また、低気圧を回るように西から寒気が流れ込みやすくなるため、西日本ほど平年よりも寒くなる傾向があります。
ただし、今シーズンの冬が平年並みの気温になるというのはあくまでも予想であるため、もしかしたら今年も暖冬になる可能性もゼロではありません。しかしデータが示すとおり、ラニーニャ現象が発生した年は冬らしい冬になり寒くなる傾向があるので、寒がりの人はとくに防寒対策を早めに準備しておいたほうがよいでしょう。
冬の冷たい風から体を守るには、保温性も大事ですが、何よりも防風対策が重要になります。防風ジャケットやライディングジャケットなどを着用して、全身をガードするようにしましょう。

また、首元や手首、足首など、太い血管が通っている部分が冷えると全身が冷えやすくなります。ネックウォーマーや手首がしっかり隠れるグローブ、足首までサポートできるブーツを着用することも大切です。
またバイクに取り付ける防風装備として、ハンドルカバーやナックルガード、ウインドスクリーンなども冷たい風から身体を守ってくれます。
なお、ヒーターベストやグローブ、ネックウォーマーなど、近年注目されるようになってきた電熱グッズもおすすめです。寒くてもツーリングを楽しみたいという人は、防風対策と電熱アイテムをセットで取り入れれば、暖かく快適な冬を過ごせるかもしれません。
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2024年の冬の気温は「平年並み」と予想されており、昨年の記録的な暖冬から一転して寒くなる見込みです。今年の秋は平年よりも暖かい日が続いていますが、急に冷え込む可能性はゼロではありません。
寒くなってから慌てないためにも早めに防寒対策の準備をして、厳しい冬のバイクライフを快適に乗り切りましょう。









