出不精だった自分を変えてくれた⋯⋯ インディアンをキッカケに広がった世界

初めてのオートバイがインディアンという北島さん。これまでの人生で縁遠かったオートバイ、そして知りもしなかったインディアンオーナーになるまでの経緯を、フォトグラファー&ライターの有森ヒロタダさんがレポート。

まさか自分がオートバイに乗るとは

 熊本県の最北エリアに生れ育ってきた北島さん。特にと言った趣味もなく普通の毎日を過ごしていたそうですが、職場内で大勢のチームで働くことに疲れ退職。次の仕事は勿論だが、時間の余裕が出来たことでこれといった趣味が無かったことから何か好きなこと・趣味を見つけなくては⋯⋯と思いつつも行動を起こすことにも当時は気力も無く、ふさぎ気味だったときに声をかけてくれたのは国産旧車に乗るお姉さんだったそう。

免許を取得し3ヶ月とは思えないほど堂々と地元を駆ける北島さん
免許を取得し3ヶ月とは思えないほど堂々と地元を駆ける北島さん

──免許・オートバイのキッカッケはお姉さんにあるというのは?

 車には乗っていたんですが、バイクという選択肢は自分の人生では一度も出てきたことがなかったんです。ただ姉さん夫婦は国産の旧いバイクに乗ってるな~くらいで、自分とは何の関係も無く”へ~”程度にしか思ってなかったんですが、”アンタもバイク乗りなよ!”って言われて、あれよあれよという間に自動車学校に通ってました(笑)。

──それまで一切興味が無かったバイクは色々と恐くなかったですか?

 姉が旦那さんと乗ったりカスタムしたりして楽しいって話しを聞いていたり、Youtubeだったりを見ても皆楽しそうにしていたので、教習に通っているときから恐いって感覚はなく、また楽しみっていうよりは、公道を走る・カスタムするってどんな感じなんだろうって興味が沸いてきて、仕事をやめて出不精気味だったものの自動車学校に通ったりと少しづつ外にも出ることが増えてました。

購入店のローライダーママのカウンターでスタッフと談笑する北島さん
購入店のローライダーママのカウンターでスタッフと談笑する北島さん

──無事免許取得。でもナゼ?いきなりインディアンに?

 普通? の方ならばAもイイしBも⋯⋯いやCもイイなんて悩むんでしょうが、免許を取ってる最中にヤマハのボルトというバイクをたまたま知って見て、なんとな~くコレだな。と他に目移りすることもなく自分の中では決まっていたんです(笑)。

 そんなときに僕がバイクに乗ると聞いた、友達のお父さんがハーレーに乗っていて、”もちろんハーレーも良いけどインディアンってメーカーもあるんだよ”と教えてくれたんです。

 聞いたこともないメーカーだし九州の田舎にそんなディーラーもないだろうって暇潰し程度にスマホで検索したら自宅から30分程度! その瞬間に”え!”って少し運命的に感じ、すぐさま販売店のローライダーママさんに行きました」

──人生で初めてインディアンというオートバイを見てどう思いました?

 まずローライダーママさんの店構えが大きいことと、外観からアメリカー!! って思いました(笑)。

 そして店内に入ると、さらにアメリカンなうえにクロームメッキが煌びやかなロードマスターがあったりと一発でハートを鷲掴みされました。そしてオーナーの大賀さんに丁寧に全車種を紹介してもらったんですが入ったときから直観的に? スカウトボバーに惹かれていたので、その場で購入を決定しました!

──なぜスカウトボバーを?

 ここにあったスカウトボバーがブラックスモークという艶消し黒のカラーで、とにかく黒くてカッコ良いと思ったんです。アメリカンのイメージって、インディアンの他の車種や多メーカー含めてクロームメッキの印象が強かったんですが、コレはエンジンやマフラーを含めた車体の9割が黒いうえに艶有りと無しのバランスが絶妙で、とにかくカッコイイと思ったからです。

納車されるなり九州一周

――待ちに待った納車、どこへ行きましたか?

「九州一周してきました」

――いきなり!?

 はい。いきなり(笑)。勿論、始めは地元をちょこちょこ乗ってスカウトボバーに慣れるところからスタートしましたが、本当に乗り易いんです。大型バイクは教習車とこのスカウトボバーしか知らないんですが、タイヤが太く車高も低いので僕みたいな初心者でも楽に運転できるんだと思います。

 なので、ある程度慣れたタイミングで、軽い気持ちで九州一周してみよう! と気づいたら九州一周してました(笑)。

 恐らくこれまでの自分なら、そんなことしなかったでしょうね。このインディアン・スカウトボバーに乗ることが楽しくて自然と納車してから3ヶ月で4000km超えになってたっていう感じですかね。

北島さんのお姉さんがプレゼントしてくれたガーディアンベル(魔物や厄から守ってくれるバイク乗りのお守り)は愛車のフレーム下部に装着
北島さんのお姉さんがプレゼントしてくれたガーディアンベル(魔物や厄から守ってくれるバイク乗りのお守り)は愛車のフレーム下部に装着

――走る楽しさを知って、カスタム熱も上がってきました?

 スカウトボバーのノーマルのカタチが好きで、あまり崩したくないところがあったので、大賀さんに相談しお薦めしてもらった、純正オプションのリアキャリアやリアショック程度で止めてます。

 カスタムに入るかはわかりませんが、納車時に姉がガーディアンベルをプレゼントしてくれて、それは想い入れのあるポイントの一つです。ただ…フレーム下にブラ下げてるんですが、自分が思ってる以上にコーナーを攻めているようで、安全のお守りを早々に削ってしまいました⋯⋯(笑)。

今後は九州以外やお姉さん夫婦とのツーリングも計画中の北島さん
今後は九州以外やお姉さん夫婦とのツーリングも計画中の北島さん

――早々に九州一周を達成されていますが、今後やってみたいことや目標はありますか?

 このスカウトボバーに乗って色んな所に行ってみたいと思っているので、地元九州の色んな所へ行ったり、勿論九州を出てみたいって気持ちもあります。機会があれば姉夫婦とツーリングも良いかなとも(照)。

【画像】濱野さんが所有するインディアンモーターサイクル「スカウトボバー」を画像で見る(14枚)

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