従来の液晶ディスプレイと何が違うの? 最近よく見かける「TFT液晶メーター」とは?
さまざまなバイクのカタログを見てみると、「TFT液晶メーター」を採用しているモデルが多いことに気づきます。ではTFT液晶メーターは、通常の液晶とはどういった点が異なるのでしょうか。
TFT液晶メーターは、鮮やかなフルカラー表示が特徴
近年、バイクに「TFT液晶メーター」が採用されるケースが増えてきています。たとえば2024年4月に発売されたホンダ「CB125R」には、マイナーチェンジにともなって、5インチのフルカラーTFT液晶メーターが採用されました。
しかし、「高機能であることはなんとなくわかるけど、見た目は普通の液晶とほぼ同じだし、何が違うのか知らない」という人も多いと思います。
ちなみにTFTは、「Thin Film Transistor(薄膜トランジスタ)」の略称。これはガラス基板などの上に半導体の薄膜を作って、その中にトランジスタ(電気の流れをコントロールする部品/電気信号を大きくする増幅機能と、電気を流したり止めたりするスイッチング機能を搭載)を組み込んだディスプレイ技術を指しています。

従来の液晶ディスプレイは「パッシブマトリクス方式」(格子状に張り巡らされた導線の各交点に画素を配置し、縦横の両方が通電している画素を点灯・消灯させる方式)が主流となっていましたが、表示内容の更新速度が遅く、発色も限られているという弱点がありました。
一方のTFT液晶メーターはフルカラー表示が可能なため、スマートフォンやタブレットのように鮮やかな色彩で、多彩な情報を表示できる点が大きな強みとされています。
さらに、TFT液晶メーターは直射日光下でも、視認性が確保されやすいという利点もあります。
加えて、従来の液晶メーターでは固定されたデザインしか表示できませんでしたが、TFT液晶メーターはテーマの変更やインターフェースのカスタマイズが可能なモデルも少なくありません。
これにより、自分好みのデザインや配色に設定できるなど、デジタルデバイスのような操作感覚で使用できる点も魅力といえます。

さらに昨今のバイクには、TFT液晶メーター以外にもさまざまな最新技術が取り入れられています。
中でも多く採用されているのが「クイックシフター」や「ACC(アダプティブクルーズコントロール)」といった機能。
クイックシフターは、クラッチ操作不要でシフトのアップダウンを可能とする装備で、シフトペダルを操作するだけでギアの変更ができるため、加減速時にスムーズにギアを変える事ができます。
そして、ACCは設定した速度を維持しながら、前方の車両との車間距離を自動的に調整してくれるシステム。
前方車両の速度をレーダーやカメラで検知することで、加減速を自動でおこなうことが可能となり、高速道路での巡航走行がより快適になるというメリットがあります。
これらの機能は、かつては四輪車での採用が一般的でしたが、近年はバイクのハイエンドモデルやツーリングモデルでも標準装備されることが増えています。
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近年、バイクには次々と最新技術が取り入れられており、ライディングの快適性や安全性が向上しています。
今後も技術の発展に伴い、さらなる高機能装備を搭載したバイクが登場する可能性は十分に考えられます。
メーカー各社がどのような新技術を搭載したモデルを発表するのか、その動向に注目しておくことで、次世代のバイク市場の流れを把握できるかもしれません。









