スゴイ絶景に感動!! 初めて阿蘇を走るなら『俵山峠』がオススメ! その理由とは?

熊本県の中央に広がる阿蘇を初めて訪れるサイクリストにオススメしたいのが「俵山峠」です。草原を縫うように走る絶景ルートを登りきった瞬間に阿蘇五岳が現れ、その光景はきっと忘れられない体験になるでしょう。阿蘇の魅力を全身で味わえる絶景ヒルクライムを紹介します。

阿蘇って、どんなところ?

 サイクリストにとって、絶景が連続する天国のようなエリアが熊本県の阿蘇です。その魅力を全身で味わえる絶景ヒルクライムを紹介します。

「俵山峠」山頂を目指すヒルクライムルート。阿蘇らしい草原地帯を走る。遠く高くにはこの先に登る道のガードレールが見えています
「俵山峠」山頂を目指すヒルクライムルート。阿蘇らしい草原地帯を走る。遠く高くにはこの先に登る道のガードレールが見えています

 熊本県の中央に広がる阿蘇は、世界最大級の「カルデラ」を有しています。カルデラとは、火山の中心部にできた、火口よりもはるかに大きな円形または楕円形の陥没地形のことです。

 阿蘇の特徴は、カルデラの内側にたくさんの人が住んでいて、牧草地や水田が広がる独特の風景が広がっていることです。そしてカルデラの中央には、阿蘇五岳が聳えています。火山が生み出したダイナミックな地形は、多くの人々を惹きつけてやみません。

 そんな阿蘇を自転車で味わうなら、「外輪山」を外側から登るルートが特にオススメです。なぜなら、外輪山の縁に立ったときに、突如として視界が開けてカルデラ内部を覗き込んだ時の絶景が、他では味わえない感動を与えてくれるからです。眼下には切り立った崖、その向こうには堂々とした阿蘇五岳が姿を現します。

複数ある外輪山のヒルクライムルートで、なぜ「俵山峠」?

 外輪山の登坂ルートはいくつもありますが、初めて阿蘇を訪れる方にオススメしたいのが「俵山峠」です。その理由は大きく3つあります。

 まず標高差が約500mと比較的コンパクトで登りやすいこと。そして草原の中を進むルートは阿蘇らしさを存分に感じられる絶景が続くこと。そしてなにより、登り切ったその瞬間に、これまで見えなかったカルデラ内部が一気に開けるという感動の演出が待っているからです。

 俵山峠の登坂ルートは全長約8.8km、平均勾配は5.6%です。前半の4kmほどはバイパスのように整備された広い道を進み、比較的緩やかな勾配が続きます。熊本市街地を背に、ゆるやかに高度を上げていきます。

 そして4km地点でバイパスのトンネルに向かう本道と分かれ、旧道へと入ります。ここから勾配が増し、平均6.5%の本格的な登坂に変わります。交通量はぐっと減り、阿蘇らしい牧草地帯の風景の中を進んでいきます。

 ふと遠くを見上げると、はるか彼方に蛇行するガードレールが見えます。「あそこまで登るのか……」という気持ちが胸をよぎりますが、それもまたヒルクライムの醍醐味のひとつです。チャレンジ精神を奮い立たせて向かいます。

 聞こえるのは風の音、タイヤの音、そして自分の呼吸。開放感のあるヒルクライムに没頭しているうちに、空がどんどん近づいてきます。

感動の大パノラマ! 展望所から眺める絶景

 ついに峠の頂上の展望所に到達、と同時に突如として巨大なカルデラがその全貌を現します。それまで見えなかった阿蘇五岳が、大迫力で目の前に現れます。この景色のインパクトは計り知れません。

俵山峠展望所からの眺め。阿蘇五岳が青空に映えてその存在感が際立ちます
俵山峠展望所からの眺め。阿蘇五岳が青空に映えてその存在感が際立ちます

「外輪山の縁」という境界が、まるで目に見えるかのように足元から崖が切り立ち、眼下には南阿蘇の盆地が広がり、その向こうには阿蘇五岳が鎮座しています。

 この瞬間こそが、俵山峠ヒルクライム最大の魅力です。阿蘇を自転車で味わうという体験の中でも、特に印象に残るシーンではないでしょうか。

やっぱり、まずは俵山峠!

 阿蘇を初めて走るサイクリストにとって、「最初の1本」として俵山峠はベストだと筆者(才田直人)は思います。

 路面が綺麗で走りやすく、ボリュームもちょうど良く、なにより草原地帯を進む登坂時から徐々に期待が膨らみ、外輪山の縁に立った途端に感動が爆発するような、劇場型の感動を味わえます。

 阿蘇は日本全国でも他に類を見ない景色を持つ場所です。まだ行ったことがないという人は、ぜひ訪れてみてください。そしてその入口として「俵山峠」を選んだとしたら、きっと阿蘇の虜になってしまうことでしょう。

【画像】実際に走って体感! 阿蘇の絶景の中を走る「俵山峠」を見る(11枚)

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Writer: 才田直人

1985年生まれ。学生時代に通学用に購入したロードバイクをきっかけにトレーニングを開始。サイクルロードレースの全日本選手権参戦やフランスでの選手生活、国内での社会人兼選手生活を経て2023年に引退。日本だけでなく東南アジアなど自転車旅をこよなく愛し、現在はワーケーション自転車旅を続けている。専門的な知識と経験でTV出演やヒルクライムイベントのアテンド、講師なども務める。

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