サラリーマンから三代目へ、“母の味”を守り続ける木更津「東屋」の小倉アイス ライダーが語る「心が暖かくなる」極上の一品 夏でも走りたいライダーは必見!!
木更津方面へのツーリング時にオススメのグルメスポットの一つ「東屋」について、ライターの後藤武さんがレポートします。
冷たいアイスなのに心が暖かくなる
暑い日が続いていますねえ。それでもバイクに乗って出かけたいライダーの皆さん、いらっしゃると思います。
そうなるとやっぱり出先では冷たいものが食べたくなるはず。“映え狙い”ではなく本物のグルメを求めているライダーに是非食べていただきたいと思うのが木更津、東屋の小倉アイス。実はゴトー、木更津方面にいくと必ず立ち寄ってしまう店であります。

東屋があるのは自衛隊木更津基地のすぐ近く。幹線道路からちょっとだけ外れた場所にあります。小さなお店なんですが凄い昭和感がある店構えです。ガラッとガラス戸を開けると元気なご主人が出迎えてくれます。
数年前、店内を改装してずいぶん小綺麗になりました。古民家好きのゴトーとしてはちょっと残念な気もしますが、昔の外装を残していただけでも嬉しいこと。そしてここの小倉アイスは何も変わっていません。創業して60年間変わらぬ味を守り続けています。

ご主人、元は大手家電メーカーのサラリーマンでした。当時お店を切り盛りしていたお母さんが体調を崩したことを知って退職。東屋の三代目となり、お母さんがアイスを作っているのを毎日見て勉強し、創業当時からの味を再現できるようになったのだと言います。

店内の冷蔵庫には出来上がった「もなかあいす」や夏季限定の「フルーツ水まんじゅう」なんてメッチャ魅力的なお菓子もありますが、ゴトーのようなコアな東屋ファンは、ご主人にその場で作っていただく小倉アイス一択です。なんかね、アイスと一緒に愛情が注がれるような感じがしてしまうんですよね。笑って「ハイよ」と手渡された瞬間、冷たいアイスなのに心が暖かくなるんです。
んで、小倉アイスの味なんですけど、とってもシンプル。余分なものは何も入っていません。シャリシャリしています。でもね、これがいいんです。近くにある木更津基地で太平洋戦争当時から残る格納庫を眺めたあとで(道路から見えます)このアイスを頬張ると、なにか感慨深い気持ちになります。ゴトーだけかもしれませんが。

ちなみに店内に貼られているタルトや洋菓子の写真、何かと思ったら息子さんがやっているお店のものだそうです。パティスリー・ペルゴラード(イタリア語で東屋の意味)では季節の果物をふんだんに使用したタルトやジェラート、フルーツサンドが人気。
おそらく息子さんと一緒に考えたであろう「生クリームあんみつ」は品切れで食べられませんでした。これは予約が必須。予約は5個からなので、木更津基地の資料館が見学できるタイミングがあったら、ライダー5人で木更津に行く予定です。

航空資料館を見学して東屋の小倉アイスと生クリームあんみつを食べ、ペルゴラードでフルーツサンドをお土産にして帰る。我ながら完璧な計画。問題は飛行機と歴史、和菓子と洋菓子が好きなライダー仲間が5人集まるかということなのですが、最悪いなかったら5個全部自分で食べれば良いかな、なんて考えているゴトーなのでありました。
東屋
住所 木更津市吾妻2-5-14
電話 0438-22-5884
営業時間 10:00~19:00
定休日 月曜日
ペルゴラード
住所 千葉県木更津市東太田2-14-20
電話 0438-55-4186
営業時間 10:00~18:00
定休日 月曜
Writer: 後藤武
クラブマン誌や航空雑誌の編集長を経て現在はバイク、食、飛行機などのライターと
して活動中。飛行機とヘリの免許を所持しエアレースのTV解説も担当していたことも。2スト、旧車、V8のアメ車など多数所有。























