「若いライダーのアグレッシブなライディング」から受けた刺激!! 鈴鹿8耐前の貴重な経験、ホンダ「CBR250RR」で挑んだアジアロードレーシング選手権 レーシングライダー大久保光のレースレポート
レーシングライダーの大久保光選手が、スポット参戦したジアロードレーシング選手権第3戦、日本ラウンドについてレポートしてくれました。
久々の小排気量車でのレース
皆様こんにちは。レーシングライダーの大久保光です。8月になり日本の二輪最大のレースイベントと言っても過言ではない、「FIM 世界耐久ロードレース選手権 第3戦 “コカ・コーラ” 鈴鹿8時間耐久ロードレース 第46回大会」(以下、鈴鹿8耐)も終わり、いよいよ夏も終盤に差し掛かるところでしょうか?
鈴鹿8耐に関しては後程の記事で書かせていただくとして、今回は1ヶ月ほど前、7月13日にモビリティリゾートもてぎで行われたアジアロードレーシング選手権第3戦、日本ラウンドにスポット参戦したことについて書いていきます。

そもそもこのアジアロードレーシング選手権は日本をはじめとするアジア各国で行われる国際レースで、全6戦12レースでアジアチャンピオンをかけて争われます。
クラスはUB150、AP250、SS600、ASB1000の4つがあり、今回はAP250という主に市販車の250ccマシンで争われるクラスにスポット参戦しました。
チームは、福岡に拠点を置く貿易を主な仕事としている会社の「Sanwa Racing」から参戦。こちらのチームはフル参戦しているチームではなく、日本ラウンドだけスポット参戦しており昨年も参戦しています。マシンはホンダ「CBR250RR」を使用しており、チームメイトはアジアタレントカップに参戦している荻原 涼太選手となりました。因みに彼は昨年も同チームからアジアロードレーシング選手権の日本ラウンドにスポット参戦しています。
私自身、久々の小排気量車でのレースで、今回使用するマシンに初めて乗ったのもレースウィークとなり、初日の金曜日はマシンに慣れることとセットアップを進めることを重点的に行なっていきました。
小排気量マシンに対して私の体格が少し大きく、他のライダーと比べて約10kgほど体重が重いこともあり、なかなか思うように走るのが難しいという現実もありました。
今年の主戦場は世界耐久選手権(EWC)ということもあり、使用するバイクも1000ccの大型バイク。そこに標準を合わせた体作りとなっていたため、今回の小排気量車でのレースは難しい展開になると予想していました。本来ならば減量するべきところでしたが、このレース後すぐに鈴鹿8耐が控えていたため、減量することもできず出来る範囲でしっかりレースをしていくこととなりました。
一時はトップに立つも……
初日こそ苦戦したものの、2日目土曜日の午前に行われた予選ではうまくスリップストリームに入りタイムアタックをしたところ2列目5番手グリットを獲得することができました。
土曜日の午後に行われたレース1では、スタートで出遅れてしまいましたがしっかりトップ集団でレースをすることができ、結果は7位となりました。

続いて日曜日に行われたレース2ではレース1の反省を生かしてレース1に比べてより積極的なレースをしていくことにしました。大型バイクのレースに比べてより接近戦となる小排気量のレース。久々ということもありちょっと感覚が鈍っていたところもありましたがレース1を終えてその感覚も取り戻せてきたのでそれを自信にしていきました。
レース2でもスタートは出遅れましたが、その後しっかり追い上げていくことができ一時は先頭に出ることもできました。しかし、その後のバトルで他者との接触があり危うく転倒しかけてしまいました。転倒は免れたものの順位を大きく落としてしまい結果8位でチェッカーとなりました。
レースの結果はとても悔しいものとなりましたが、久々の小排気量車でのレース、そして周りの若いライダーのアグレッシブルなライディングに、まるで私自身も10代の時に戻ったような感覚になり、久々に全力でレースを楽しむことができました。
最近忘れていた感覚が蘇ってきたような……そんな素敵な気持ちでレースをすることができました。このアジアロードレーシング選手権の経験が今年の鈴鹿8耐にも活きていたのかもしれません。次回の記事は世界耐久ロードレース選手権第3戦日本ラウンド“鈴鹿8耐”について書いていきたいと思います。次回もお楽しみに!








