あれ? ヘッドライトが見当たらない!? 「ビール1箱」で譲り受けたホンダ「スーパーカブ」の軽快なイメージをブラッシュアップ!! まるでビーチクルーザーのようなカスタム
佐賀空港にて毎月最終日曜に開催されている「おはありカブミーティング」場所柄、佐賀・福岡・熊本のカブや4ミニ乗りたちが100台以上も集まりました。そんな中から当編集部がピックアップした個性派カスタムを紹介していきます。
ヘッドライトが見当たりませんが……実は隠しライトが!?
発色の良いミントグリーンに木製バスケットが印象的な、どこかアメリカ西海岸のビーチクルーザーのような装いすら感じさせるホンダ「スーパーカブ」カスタム。

リアフェンダーの形状を見たところ、恐らくカブ“カスタム”(ヘッドライトが角目のモデル)がベースですが、同モデルは他の“鉄カブ”と異なり、リアフェンダーを切断せずとも樹脂製のリアフェンダーユニットを取り外すと純正でショートフェンダー仕様になっているため、住宅事情や切断機器が苦手な方にはスーパーカブの中でもおすすめのベース車両といえます。
そしてカブカスタムの定番といえるバーハンドル化ですが、同カスタムでは市販のプレートにセミアップハンドル、ブレースバー、ドリンクホルダーを装着。そこにオーナーお手製の木製バスケットがプラスされることで、質素になりがちなコックピットにボリュームを持たせています。
さらに驚かされたのが、その木製バスケットの隙間にはフォグランプが忍ばせてあり、この手のカブカスタムにありがちな“取って付けた感”のあるヘッドライトになっていない点はナイスアイデア!!
木製バスケットに合わせ、グリップ、シートは茶色にし、多くのカスタム場合クリアにしがちなウインカーレンズもアンバーにすることで、茶色との統一感が増しているなど、バスケットのアイデアだけでなくカラーバランスもお見事。
最後に、このスーパーカブはオーナーが近所の年配の方から譲ってもらったそうで金額は何と「ビール1箱」(笑)。
当初タダで良いと言われていたそうですが、お気持ちとばかりにビールをお渡ししたそうで、この令和の時代にまだそういった風習(?)、 漢前な方がいることにもビックリですし、どこか日本人らしさとほっこりしたエピソードのあるスーパーカブ・カスタムとなっていました。