かまぼこの天ぷら!? 小田原の名店の味を小田原厚木道路「大磯PA」で堪能 バイクで行く高速道路グルメ
神奈川県小田原市の名産品である「かまぼこ」は、江戸時代後期には盛んに生産されるようになったと言われています。小田原厚木道路「大磯PA」のフードコートでかまぼこをふんだんに使った丼を発見したので、早速いただきました。
練り物三昧!! 天ぷらでいただくのは新鮮
関東のツーリングでライダーの休憩スポットとしても知られる、小田原厚木道路の「大磯PA」(上り:厚木方面)にバイクで立ち寄りました。フードコート(営業時間:6時~22時)で早めのランチをいただこうと券売機をチェックすると、視界に飛び込んできたのが「小田原のかまぼこ天丼」(1030円)でした。

かまぼこの天ぷらがメインの丼のようですが、PA飯としてはありそうでなかった、小田原市に近い大磯町ならではのメニューです。少し気になったので注文してみました。
メニュー写真には、『小田原の名店「鈴廣」をはじめとする名店の自慢のかまぼこを贅沢に盛り込み、生姜醤油仕立ての味』と書かれています。
出来上がりを受け取り、早速いただきます。かまぼこは天ぷらとオーソドックスな紅白かまぼこ、ちくわの天ぷらや梅干しなども盛られています。
ご飯と天ぷらの間にはレタスと大葉が敷いてあり、梅干しがちょっとしたアクセントになって爽やかな味わいです。そしてミツバが添えられたお吸い物にはワカメがたっぷり入っています。
全体的に油っぽさはなく、魚の甘味、旨みをほんのりと味わうことのできる仕上がりでした。
海鮮類も良いですが、かまぼこの天ぷらをメインにした、しつこさもなくサッと食べられる丼も良いものだと感じました。

小田原のかまぼこの歴史は江戸時代後期ですが、さらに調べてみると、平安時代の古文書に「蒲鉾」の文字が登場しているのが、現存する最古の文献だそうです。
こちらは「なまず」のすり身を潰して竹を芯にして焼いたもので、蒲(がま)の穂や鉾(ほこ)に似ていたので「蒲鉾」と呼ばれたそうです。当時は焼いたもので「ちくわ」のような風合いだったそうです。
地元ならではのPA飯に満足して、再びバイクに跨りました。