初めて乗るヤマハ「YZF-R3」でポールトゥウイン!? 「MFJ CUP JP250岡山大会」にスポット参戦したレーシングライダー大久保光のレースレポート
ヨーロッパで活動中のレーシングライダー大久保光選手が、全日本ロードレース選手権併催の「MFJ CUP JP250岡山大会」にスポット参戦した模様についてレポートしてくれました。
2025年最後のレースは、久々の岡山国際サーキットで
皆様こんにちは。レーシングライダーの大久保光です。私は今、スロバキアの首都ブラチスラバに来ています。初めて訪れた国、街ですが、想像以上に美しい街並みと落ち着いた雰囲気のある街で、快適に過ごすことができています。
ブラチスラバにはチェコの首都であるプラハから電車を使ってやってきました。約4時間の列車の旅でしたが、車窓を楽しみながらあっという間に到着しました。
その昔はチェコスロバキアというひとつの国でしたが、平和的に分裂して今はそれぞれの国としてヨーロッパ連合に加入していたりします。そのため街並みはプラハと似ているところもありますが、それでも新しい発見がたくさんある素敵な旅となっております。スロバキアの後はルーマニアに行く予定です。
さて今回は、ヨーロッパに戻る前に全日本ロードレース選手権併催の「MFJ CUP JP250岡山大会」にスポット参戦した模様をお伝えしたいと思います。

レース会場となる岡山国際サーキットを走るのは10年ぶりで、新しく2輪専用シケインができてからは初めての走行となります。
チームはTEC2から参戦しました。マシンはヤマハ「YZF-R3」と、これまた初めて乗るバイクです。走行は木曜日、金曜日がフリー走行。そして土曜日の朝に予選、午後に決勝というスケジュールでした。
初日の木曜日の走行では、まずはマシンのチェックを行ってからコースとマシンに慣れていくことを中心に自分のペースでセッションを進めていきました。タイムは従来のレコードタイムを更新する走りができて幸先の良いスタートとなりました。
2日目の金曜日は雨模様となり、気温も寒くジャケットが必要なぐらいとなっていました。小排気量のマシンで雨の走行は久々だったのと、岡山国際サーキットでの雨走行も2008年の全日本最終戦以来だったので、慎重に走り始めました。
しかし終盤になっても思うような走りができずに悩んでいましたが、トラブルを発見することができてその確認も含めてフリー走行を終えることとなりました。
土曜日の朝に行われた予選も雨模様となっていました。天気予報でも雨が続くようなので、決勝は雨のレースを想定した予選となりました。
金曜日に出ていたトラブルは解消されていたので、予選時間をフルに使って少しずつタイムを上げていくこととなりました。サインボードにライバルライダーのタイムを表示してもらい、様子を見ながらタイムを上げ、予選時間残り5分ほどのところでトップタイムを記録してそのままポールポジションを獲得しました。

決勝も予想通り雨のレースとなりました。雨量が多かったこともあり、慎重にレースを進めていきました。スタートしてから一瞬トップの座を譲ることとなりましたが、すぐさま抜き返してレースをコントロールしていくことにしました。
やはり周りは私より一回り若いライダーがたくさんいて、とても勢いのある走りをしていました。そんな走りに感心しつつも冷静になって周回を重ねていきました。
後続との差をサインボードで確認して1秒を切ったところでラストスパートをかけて、最終的に4秒の差を作ることに成功。トップでチェッカーを受けてポールトゥウインをすることができました。
2022年以来のJP250でのレースとなりましたが、若手ライダーの勢いあるライディングに私自身とても良い刺激を受けることができました。
今年で32歳となった私ですが、若手ライダーに負けないような勢いある走りを今後もしていきたいと思います。
このレースを持ちまして今年のレースは全て終了となります。また来年も応援よろしくお願いします!









