フレーム重量約850グラム!? LOOK新型「785 Huez 2 RS」登場 上り切った先の下り連続コーナーも考慮したクライムバイクとは
自転車のヒルクライムで求められるのは、軽さだけではなく「効率と持続力」も重要です。フランスの自転車メーカー「LOOK(ルック)」の最新フレームセット「785 Huez 2 RS」はその本質に迫り、登坂におけるパフォーマンスを極限まで高め、その先の下りまで考慮した設計となっています。

頂上の先には“下り”が待っている
フランスの自転車メーカー「LOOK(ルック)」の技術力が凝縮された新型モデル「785 Huez 2 RS」は、ヒルクライムにおける理想を具現化したフレームセットです。軽量性と剛性、そして快適性という相反する要素を高次元でまとめ上げ、完成度を極めています。
この「Huez(フュエズ)」という名称は、フランスの名峠「L’Alpe-d’Huez(ラルプ・デュエズ)」に由来します。ツール・ド・フランスでもクイーンステージに何度も選ばれており、上りの厳しさに等しいほど下りの難易度も高いコースです。この場所でフレームの性能テストを行ない、上りだけでなく下りでも真価を発揮するように設計されています。つまり軽さだけでなく、トータルパフォーマンスがこのバイクの真骨頂と言えます。
そして注目すべきは卓越したパワー伝達性能で、ダンシング時の大きな入力にもフレームはしっかりと応え、ライダーの踏力を余すことなく推進力へと変換します。
T47規格の高剛性なBB(ボトムブラケット)周辺とステーは、HR(高耐性)カーボンによって強化され、パワーロスを極限まで抑制しています。急勾配のヒルクライムやスプリントでも、その反応の鋭さは際立ちます。
一方で、長時間の登坂において重要となるのが快適性です。ナノチューブ・テクノロジーを用いたHM(ハイモジュラス)カーボンフレームは、路面からの微振動を適度にいなし、脚へのダメージを軽減。結果として、長い上りでも体力の消耗を抑え、終盤まで高いパフォーマンスを維持することが可能です。
設計思想にも同モデルの個性が表れています。近年のトレンドであるケーブル類のフル内装化を追い求めるのではなく、あえて「シンプルでタイムレス」な構造を採用。メンテナンス性を確保しながら、クリーンな外観を実現しています。オーソドックスなラウンドチュービングもその一環で、軽量性と快適性をバランス良く両立させる合理的な選択と言えるでしょう。
重量面では、フレーム約850g(サイズS)、フォーク約350gという競争力のある軽さを実現。この数値は、純粋なクライミングバイクとしてトップクラスの水準です。軽量化に偏るだけでなく、剛性や耐久性を犠牲にしない点に、信頼のおける設計力がうかがえます。
さらに、ジオメトリーはフラッグシップモデル譲りの俊敏なハンドリングとなっており、タイトコーナーが連続するダウンヒルで真価を発揮します。
リーチとスタックのバランスも最適化されており、無理のないポジションで長時間の登坂に対応。ライダーの集中力を途切れさせることなく、ペダリングに専念できる設計です。
タイヤクリアランスは最大32mmまで対応し、荒れた路面やロングライドでも安心感のあるセットアップが可能です。BB規格にはT47を採用し、剛性と整備性を両立している点も実用的なポイントです。
「785 Huez 2 RS」は「単なる軽いバイク」ではなく、上りにおいてはライダーの能力を最大限に引き出すための設計が随所に施され、その先の下りコーナーでも高い信頼性を発揮する、まさに機能美の塊となっています。
軽さ、剛性、快適性。そのすべてを高いレベルで融合させており、ヒルクライム、そして厳しい山岳をいくつも超えるグランフォンドにおいても、最適の選択肢と言えるでしょう。
LOOK新型「785 Huez 2 RS」の価格(消費税10%込み)は64万9000円(フレームセット)、カラーはミスト/ヴェルデ、カーボンブラック/クロームの2種類となっています。











