スズキ最新ミドルクラスアドベンチャー「V-STROM800」シリーズ発売 国内向けバイクとしては初の仕様に販売店で反響
スズキはミドルクラスアドベンチャー「V-STROM800」および「V-STROM800 DE」の最新モデルを2026年3月25日に発売しました。「E10ガソリン(バイオエタノールを10%混合したガソリン)」に対応した仕様となり、販売店にはどのような反響があるのでしょうか。
近年ホットなミドルクラスアドベンチャー
スズキは2026年3月25日に「V-STROM800」および「V-STROM800 DE」の最新モデルを発売しました。
「V-STROM800」シリーズは排気量775ccの水冷直列2気筒エンジンを搭載し、最高出力82ps/8500rpm、最大トルク76N・m/6800rpmを発揮し、クランク軸に対して90度に一次バランサーを2軸配置した「スズキクロスバランサー」を採用することで、振動を抑えながらも軽量かつコンパクト化を実現しています。
オンロードでの快適性を重視した「V-STROM800」は、フロント19/リア17インチのキャストホイールにチューブレスタイヤを履き、オフロード走行を想定した「V-STROM800 DE」ではフロント21インチ/リア17インチのワイヤースポークホイールにチューブタイヤを履き、「V-STROM」シリーズ最長のサスペンションストローク量となっています。
いずれも市街地走行から高速道路を利用したツーリングまで、快適な走行性能と利便性を両立した軽量で扱いやすい800ccクラスのアドベンチャーモデルとなっています。
従来モデルからの最大の変更点は、日本国内向け2輪車としてはスズキ初となる、植物由来のバイオエタノールを10%混合したガソリン「E10ガソリン」への対応です。
「E10ガソリン」は、CO2排出量を削減できる次世代燃料として欧米を中心に普及が進んでおり、日本国内へは2028年度に沖縄から導入予定となっており、2030年度に全国展開される見通しとなっています。
価格(消費税10%込み)は「V-STROM800」が130万9000円、「V-STROM800 DE」が139万7000円です。
「E10ガソリン」が気になる?
外観に大きな変更は無く、「E10ガソリン」仕様となった最新の「V-STROM800」シリーズに、販売店にはどのような反響があるのでしょうか。都内のスズキ販売店スタッフは次のように話します。

「一見するとよく似ているVストローム800とVストローム800 DEですが、ターゲットとなるお客様ははっきり分かれている印象です。
たとえば、Vストローム800は、これまで1000ccクラスの大型ツアラーに乗っていたベテランライダーの方が、ボディの軽さやあつかいやすさを求めて乗り換えるケースが多く見られます。
一方のVストローム800 DEは、キャンプツーリングや林道走行を目的とするアクティブなお客様からの指名買いが中心です。
長距離走行での疲労を軽減する電子制御の充実ぶりや双方向クイックシフトシステムの利便性については、どちらのお客様も高い関心があるようです。
2026年モデルについては、やはりE10ガソリンに対する反応が多く見受けられますが、現状ではE10ガソリンを取り扱っているガソリンスタンドがほぼゼロであることから、購入の決定打になるほどの要素にはなっていません。
ちなみに、“E10ガソリンが普及するまでの間、従来のレギュラーガソリンを入れても問題ないのか”、といったご質問をいただくこともありますが、通常のガソリンでも本来のエンジン性能を発揮できるので心配はありません。
それ以外では、純正アクセサリーのアルミ製トップケースやサイドケースを同時装着し、納車時からフルパニア仕様にするお客様が、Vストローム800で特に目立っています」
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ミドルサイズのアドベンチャーセグメントは、各メーカーからさまざまなモデルが投入されている、近年ホットなカテゴリーのひとつです。そうした中でスズキの「V-STROM800」シリーズが、今後どのように評価されていくのか、注目が集まっています。
























