「ナビに頼りすぎない。でも迷わない」イギリス発の小さなガジェット「Beeline Moto II」の魅力に迫る!! ~高梨はづきのきおくきろく。~

毎月「8」がつく日は『高梨はづきのきおくきろく。』です。今回は、小さくてシンプルで分かりやすいバイク用ナビゲーションについてお届けします。

必要な情報だけを最小限で直感的に届けてくれる

 皆さんこんにちは、バイク女子の高梨はづきです!

 本日の「きおくきろく。」は、バイク旅に欠かせない存在となってきた「ナビ」について、ちょっと新しい選択肢をお届けしていくよ。

 GWが過ぎて、春のやわらかい空気から、少しずつ夏へ向かっていくこの季節は、ライダーにとって一番気持ちよく走れる時間だと思う。みんなはもうバイクでお出かけしたかな?

バイク用ナビゲーション「Beeline Moto II」と、バイク女子の高梨はづきさん
バイク用ナビゲーション「Beeline Moto II」と、バイク女子の高梨はづきさん

 そんな絶好のツーリングシーズン。いつもならスマホをハンドルに固定してナビを使いながら走るところなんだけど、「こういうのもいいかも」と思わせてくれるアイテムに出会った。

 それが、イギリス発のナビゲーションブランド、「Beeline(ビーライン)」が展開する「Beeline Moto II」。

 直径53mm、厚さ20.5mmというコンパクトな円形デザインで、ぱっと見はナビというよりも、アクセサリーパーツのような存在感。カラーはブラック、シルバー、ガンメタの3種類に加えて、アニバーサリーモデルとして限定カラーも展開されている。

 実際に車両に装着されている様子を見ると、この「ちょうどいい主張のなさ」がよくわかる。大型のナビやスマートフォンとは違って、視界の中に自然と溶け込んでくるサイズ感で、バイクの雰囲気を壊さないどころか、ひとつのパーツのように馴染んでいたのが印象的だった。

 展示ブースでは実際に走行している映像も流れていて、ナビ表示の様子も確認することができた。画面に表示されるのは、基本的に進行方向を示す矢印とルートというシンプルな情報のみ。

 音声案内はなく、曲がるポイントでは本体のLEDが点灯して知らせる仕組みになっていて、あくまで「視覚的に直感で理解する」ナビゲーション。

 さらにこのガジェットは、スマートフォンとBluetoothで接続し、専用アプリを通じてルートを設定する仕組みになっている。普段使い慣れているナビと同じ感覚で目的地を設定できるため、使い始めのハードルが低いのも嬉しいポイントなんだ。

ハンドルまわりのどこに装着してもバイクの見た目を壊さない、コンパクトで主張し過ぎない存在感
ハンドルまわりのどこに装着してもバイクの見た目を壊さない、コンパクトで主張し過ぎない存在感

 本体はシンプルなボタン操作で、グローブをしたままでも扱いやすい設計。さらに装着も簡単で、駐車時には取り外して持ち運べる安心感もある。

 ディスプレイにはアンチグレア加工が施されていて、真昼の直射日光の下でも視認性が高く保たれている。防水・防塵性能も備えており、急な雨でもそのまま使い続けられる設計になっている。天候を気にせず走れるというのは、地味だけど大きな安心感につながるので、ツーリングではかなり心強いポイントだと感じた。

 このナビが生まれるまでには、約2年の開発期間がかかっているという。デザインから設計、そしてアプリ開発まで、そのほとんどを自社で手がけているのも特徴で、いわゆる既存システムの流用ではなく、ゼロから作り上げたプロダクトだ。

 開発の中で一貫していたのは、「いかにシンプルにするか」という考え方。

 バイクという乗りものは、カスタムやスタイルを大切にする人が多い。そこに大きなナビやスマートフォンを取り付けることで、せっかく作り上げた見た目を崩してしまうこともある。

 さらにスマートフォンは、ナビ以外にもメッセージや着信など、走行中には必要のない情報まで入り込んできてしまう。

 だからこそこのナビは、「必要な情報だけを、最小限で届ける」という思想で作られている。スマホのように情報を見せるナビではなく、これは走ることを邪魔しないためのナビ。

 そのコンセプトが、この小さなガジェットにしっかりと詰め込まれている。

シンプルで分かりやすい表示は従来モデル同様で、新型ではより精細なルート表示になった
シンプルで分かりやすい表示は従来モデル同様で、新型ではより精細なルート表示になった

 モデル名に「II」とある通り、従来モデルから進化している。初代の「Moto I」は2018年に登場し、矢印と距離だけで案内する、かなりミニマルな仕様だった。そのシンプルさゆえにツーリングの余白を楽しめるという魅力もあったけれど、都市部では曲がり損ねてしまうケースもあったという。

 そこで2023年後半に登場した「Moto II」では、進行ルートのライン表示が追加され、少し先の道まで把握できるように改良されている。

 従来の矢印だけの表示にも切り替えが可能で、シンプルさを楽しみたい人にも、ちゃんと寄り添っているのがいいところだと思う。

 連続使用時間は、カタログによると条件によって最大約14時間可能となっている。日帰りツーリングには十分で、オプションを使えば充電しながらの使用も可能だ。

 そして世界で2500台限定のアニバーサリーモデルは、日本ではわずか100台で、東京と名古屋のモーターサイクルショーの会場限定で販売された。

 会場ではすでに売り切れを気にして訪れる人の姿があり、その注目度の高さが印象に残った。

 とくに、クラシック系やネオクラシックモデルに乗っている人には、このサイズ感とデザインはかなり相性がいいと思う。

バイクを下りたら取り外して持ち運べるのも安心。専用ケースも用意されている
バイクを下りたら取り外して持ち運べるのも安心。専用ケースも用意されている

 表示が大きくて高機能なナビも便利だけど、「最低限の情報だけを受け取って、あとは自分で走る」そんなスタイルも、バイクの楽しみ方としてすごく魅力的だと思う。

 知らない土地を走っていて、ふと気になる道があったとき、スマホのナビだとルートから外れないように戻ろうとしてしまうけど、このナビなら「ちょっと寄り道してみようかな」っていう余白が自然に生まれる気がする。

 決められた道をなぞるんじゃなくて、感覚で選んでいく道。その先で出会う景色や空気も含めて、バイク旅なんだと思う。

 行き先を決めすぎないで走る日って、なんであんなに楽しいんだろう?

 ナビに頼りすぎない。でも迷わない。そのちょうどいい距離感を、この小さなガジェットが教えてくれる。

 次のツーリングは、このナビをつけて、少しだけ予定を決めすぎない旅に出てみたくなった……ということで本日はここまで!

 また「8」のつく日にお会いしましょう~!

【画像】「こんなナビもアリ!!」直径たったの53mmで見た目を壊さないバイク用ナビとバイク女子の高梨はづきさんを画像で見る(13枚)

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Writer: 高梨はづき/hapi

(役者/YouTuber)17歳で普通自動二輪免許取得し、当時の愛車はホンダCB400T。声優を目指して専門学校に入学後、勉学に専念するため同車を手放し一時バイクを離れる。2020年3月にカワサキ・エストレヤを購入し、数年ぶりにバイクの世界にリターン。声優活動を経て、現在は舞台役者・バイカーモデルとして活動中。同時に"hapi"名義でYouTubeチャンネルを開設、自身のバイクライフをマイペースに投稿してます!チャンネル登録お願いします!!

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