“中免”で乗れる本格派!! コロンとしていて愛嬌があるトライアンフ「Scrambler 400 XC」は日常にワクワクをくれる素敵な1台!! ~高梨はづきのきおくきろく。~
毎月「8」がつく日は『高梨はづきのきおくきろく。』です。今回は、中免(普通自動二輪免許)で乗れるトライアンフ「Scrambler 400 XC」についてお届けします。
親しみやすくて「かわいい」けど、本格装備のスクランブラー!!
皆さんこんにちは、バイク女子の高梨はづきです!
本日の「きおくきろく。」は、トライアンフから登場した「400」シリーズの中から、「Scrambler 400 XC」に試乗してきたので、その魅力をたっぷりお届けしていくよ!
トライアンフと言えば、100万円、200万円超えは当たり前の「憧れの高級海外ブランド」っていうイメージが強かったのだけど、それがなんと、普通自動二輪免許(中免)で乗れて、価格も70万円台から手に入るっていうんだから、発表されたときはビックリしたの!(※400シリーズは2024年国内発売開始)
そんな大注目のバイクということもあって、乗る前からワクワクが止まらなかった。
カラー展開は3種類で、今回私が試乗したのは鮮やかなイエローが街映えする「Racing Yellow」。
じつは私、「スクランブラー」って聞くと、もっとトゲトゲしていて無骨で、男っぽいイメージを持っていたんだよね。だけど、第一印象から良い意味で裏切られた。なんと言うか……全体がコロンとしていて、愛嬌がある。
特に印象的だったのが、燃料タンクの造形。横から見ても、上から見ても、途中でカクッと切れていく感じではなく、丸みを帯びながらシートへと自然につながっていく美しいシルエット。パーツひとつひとつを見ても角張ったところがなくて、全体的に優しい雰囲気をまとっているんだよね。
スクランブラーらしいタフさはちゃんとあるのに、どこか親しみやすくて、実車を前にしたとき「あ、かわいい!」って言葉が自然と出た。

でも、このバイクはただの「雰囲気モノ」じゃない。中身はめちゃくちゃ本格派。フロント19インチ大径ホイールに、足元を引き締めるワイヤースポークホイール。そしてVの字が連続したブロックパターンのデュアルパーパスタイヤ。
さらに、高めにセットされたフロントフェンダーや、飛び石からエンジンを守るアルミ製サンプガード、手元を保護するナックルガードなど、いつでも冒険に出かけられるタフな装備が最初から詰め込まれている。
フェンダーとタイヤの周りにはしっかりとした隙間(クリアランス)が取られていて、「あ、これ泥詰まりとか跳ね返りをちゃんと考えて作られているんだな」っていうのがリアルに伝わってくる。
ただレトロっぽくオシャレに仕上げたバイクじゃなくて、泥や砂利の上を「ちゃんと走る」ことを想定して作り込まれているのがニクいところ。
しかも、サイドバッグをポンと付けられそうなタフな雰囲気もあって、すごく旅情をそそるんだよね。「荷物をパッキングして、このままちょっと遠くまで旅に出たいな」と思わせてくれる、旅の相棒感が強いバイクなんだ。
そして、乗る上で感動したのがシートの出来栄え! クラシカルなタックロール風のデザインで見た目がオシャレなのはもちろん、実際に座ると驚くほどふかふか。お尻を包み込んでくれるような感覚は、座った瞬間に「あ、これ長距離でも絶対お尻痛くならないやつだ」って確信できる心地よさだった。

気になる足つきチェック! 「Scrambler 400 XC」のシート高は835mm。私の身長は158cmだから、数字だけ見ると「えっ、高めじゃない?」って身構えちゃうレベル。だけど、実際に跨ってみると不思議と怖さは感じなかった。
もちろん、両足ベタ付きで余裕! というわけにはいかないけれど、185kgの比較的軽量の車重と、単気筒エンジンのおかげで車体(特にシートの前側)がすごくスリムに絞り込まれているから、足を下ろしやすい。
それに、車体の重心バランスが絶妙で、重さが一箇所にドスンと偏っていないから、おっとっと……となる緊張感が少ない。
幅広なアップハンドルのおかげで、テコの原理みたいに車体をグッと支えやすくて、停車時の安心感に繋がっているのも大きなポイント。
ただ、このワイドなハンドルは面白い部分でもあって、走っていると若干手首にグッとくる感覚もあるんだよね。街中では視界が広くて扱いやすいけれど、長時間のロングツーリングだと、少し腕まわりに疲れが出やすいかもしれないな、という印象はあった。ここは乗る人の体格や好みが分かれるユニークなポイントかも!
でもその分、低速での取り回しやタイトなカーブでの軽快さはピカイチ。フロント19インチの大径ホイールのおかげで、どこかオフロードバイクに近い「大らかな乗り味」があるの。ブロックタイヤ特有のゴツゴツ感はなく、路面の砂利をいなしながらしっとり路面を掴んでくれる安心感。
ヒラヒラと切れ込むスポーツ性より、「あ、この先、ちょっと気になる脇道(未舗装路)があるから入ってみようかな」って、寄り道を冒険に変えてくれるような気軽さ。

排気量399ccの水冷単気筒エンジンは、最高出力40馬力、最大トルク37.5Nmを発揮。アクセルを軽く開けるだけで、力強いトルクがトトトトッと湧き上がってきて、ストップ&ゴーの多い街中でもストレスフリー。単気筒らしい歯切れの良い排気音も耳に心地よくて、ヘルメットの中でニヤけてしまう。
しかも、滑りやすい路面での空転を防ぐトラクションコントロールや、オフロード走行用にABSの介入を最適化する「OFFロードABSモード」まで装備されている。電子制御の面でも、決して「雰囲気だけのレトロバイク」で終わらせていないのが、さすがトライアンフ。
あとね、個人的に「わかってるなぁ~!」ってキュンとしたのが、ハンドル中央についているクッションみたいなパーツ。
これ、本格的なモトクロスやラリーバイクによく付いている「ハンドルバーパッド」なんだけど、こういう細かいディテールが1つ入るだけで、一気に所有感を満たしてくれるんだよね。
見た目はころんとしていて、かわいい。でも中身は、牙を隠した本格冒険マシン。それが、このトライアンフ「Scrambler 400 XC」だったよ。

普通自動二輪免許(中免)で乗れるから、「ガチの大型アドベンチャーは怖いけれど、普通の街乗りだけじゃ物足りない」、「いつかは海外ブランドの本格バイクに乗ってみたい!」という人には、これ以上ない最高の選択肢になるはず。この自由でタフな空気感は間違いなく刺さると思う!
いつもの見慣れた道を、ちょっとだけ特別な冒険に変えて、遠回りしたくなる。そんな、日常にワクワクをくれる素敵な1台でした!
……ということで本日はここまで!
また「8」のつく日にお会いしましょう~!

Writer: 高梨はづき/hapi
(役者/YouTuber)17歳で普通自動二輪免許取得し、当時の愛車はホンダCB400T。声優を目指して専門学校に入学後、勉学に専念するため同車を手放し一時バイクを離れる。2020年3月にカワサキ・エストレヤを購入し、数年ぶりにバイクの世界にリターン。声優活動を経て、現在は舞台役者・バイカーモデルとして活動中。同時に"hapi"名義でYouTubeチャンネルを開設、自身のバイクライフをマイペースに投稿してます!チャンネル登録お願いします!!
























