2026年フル参戦! 300kgの巨体を駆る「バガーレース」って!? レーシングライダー石塚健のレースレポート
バガーバイクで初転倒!! 2026年シーズンの「BRL Europe(バガー・レーシング・リーグ・ヨーロッパ)」にフル参戦する、レーシングライダー石塚健選手のレポートをお届けします。
巨艦で攻める難しさを痛感……
皆さんこんにちは! レーシングライダーの石塚健です。5月23日、24日に、イタリアのクレモナサーキットで開催された「BRL Europe(バガー・レーシング・リーグ・ヨーロッパ)」開幕戦に参戦してきましたので、そちらのレポートをお届けしたいと思います。
いよいよ2026年シーズンが開幕となったのですが、改めて「バガーレースってそもそも何?」ということで簡単にお伝えしていきたいと思います。それでは行ってみましょう!

バガーレースは、アメリカを中心に盛んに行われているハイレベルなレースのひとつで、特徴はサイドバッグとフェアリングを装備した、300kg超の重量級ツアラーで競い合う、アメリカ発のレースになります。
モトアメリカの「キング・オブ・ザ・バガーズ」や、2026年から始まったMotoGPの「Harley-Davidson Bagger World Cup(ハーレーダビッドソン・バガー・ワールドカップ)」など、非常に人気の高いレースで、その人気からシリーズ戦が近年アメリカ以外にも展開しており、同じくアメリカ国内で行われている「BRL(バガーレーシングリーグ)」や、ヨーロッパを舞台に行われる 「BRL Europe」が存在します。
そしてその「BRL Europe」で、昨シーズンの最終戦、へレスラウンドにワイルドカード参戦したことをきっかけに、今シーズンのフル参戦に繋がりました。
共に戦うチームは、昨年に引き続き、スペインのカルタヘナに拠点を置く「SPANOVER Bagger Racing Team」です。チーム共々フル参戦は初年度となります。
バガーバイクに乗るのは今回のレースウィークで約3カ月振りです。金曜日のフリープラクティスでは、先ず前回テスト後にアップデートされたバイクの確認と、初走行となるクレモナサーキットの攻略をメインに行いました。
様々なチェックを行いつつ、ペースを上げていく中でバイクに不具合が出てきましたが、走らせ方を工夫したり、サスペンションのセッティングを変更しながら進めていきます。
土曜日は午前にフリープラクティスがあり、午後から予選、更にレース1と盛りだくさんなスケジュール。早くもレースということでフリープラクティスでペースを上げるべくプッシュしたところ、フロントからスリップダウン。以前から抱えていたフルバンク時での問題を解消しきれず、簡単に転倒してしまいました。

初めてバガーバイクでの転倒を経験しましたが、やはり車重がある分、衝撃が大きくて少しビックリしました……。バガーバイクの攻めどころと抑えるべきところの難しさを改めて痛感させられましたが、良い学びにもなったと思います。
幸い怪我はなく、午後の予選に向けてチームは急いでバイクの修復に取り掛かりました。スペアパーツがそれほど用意できていない状況だったので、ツギハギの状態ではありましたが、予選前にはなんとか形にはなりました。
予選がスタートし、アタック2周目になんとか自己ベスト更新しましたが、ブレーキトラブルが発生して走行終了。力を出し切れない予選になりましたが、ハーレー勢トップの4番手で終えました。
そして迎えた決勝レース1のスタート……!!
ということで、レポート前編はここまで。決勝レース1、レース2の模様は次回お届けしますのでお楽しみに! それではまた!
Writer: 石塚健
(レーシングライダー)埼玉県出身の30歳。3歳からポケットバイクに乗り始め、ロードレースというオートバイ競技に参戦。現在は世界各国で活躍できるライダーを目指して日々、活動中。 2019年から、ヨーロッパでおこなわれる「FIM CEV REPSOL Moto2ヨーロピアンチャンピオンシップ」への挑戦を開始。2025年は「FIM 世界耐久選手権」に、フランスのDafy-RAC41-Hondaより参戦し世界タイトルを目指します。自身のチームも立ち上げ「鈴鹿8耐」にも参戦! スポンサー募集中です! 応援よろしくお願いします。









