悔しい結果に!! FIM世界耐久ロードレース選手権第2戦「スパ8時間耐久」決勝の模様は? レーシングライダー石塚健のレースレポート
「FIM 世界耐久ロードレース選手権(EWC)」第2戦「スパ8時間耐久レース」に参戦した、レーシングライダー石塚健選手の決勝レースの模様をお届けします。
表彰台争いからの強烈なハイサイド……!!
皆さんこんにちは! レーシングライダーの石塚健です。
今回は、2026年6月6日にベルギーのスパ・フランコルシャンサーキットで開催された「FIM 世界耐久ロードレース選手権」第2戦、「スパ8時間耐久レース」に参戦した、決勝レースの模様をお届けしたいと思います。それでは行ってみましょう!

迎えた決勝日。土曜日の13時、ついに8時間の耐久レースがスタートしました。
スタートライダーはケビン選手。スタートは上手く決まり、序盤からハイペースを刻みます。1回目のスティントを2番手で終了し、ディエゴ選手に交代。表彰台圏内をキープしたまま再びケビン選手にバトンタッチ。
今回は週末を通してチーム内ではケビン選手のペースが良く、レース序盤はケビン選手を積極的に使う作戦を取ります。
その後も順調にレースを運び自分のスティントへ。序盤は単独走行となり、ペースを作るのに少し苦労しましたが、中盤から後半には自己ベストと変わらないペースを刻み、前との差を詰めます。
クラス2番手を走行し、スティントの終盤、ラスト2周のところでコースの所々で雨が降り出してペースダウン。予報通りのタイミングでした。
ミスのないように走行しますが、濡れ始める路面をスリックタイヤで走るのはかなりの集中力が求められる難しい状況。そして最終周の15コーナー付近で突然大粒の雨が降り出しはじめ、気づいた時には足元をすくわれ強烈なハイサイドで転倒を喫してしまいました。
注意を払っていたにもかかわらず、タイミングも悪く局所的な雨を上手くかわすことができませんでした。

全身を強く打ち付け、肩を負傷しているとすぐに分かったので走行を続ける事ができませんでしたが、バイクはテクニカルベイと呼ばれる車検場に運ばれ、メカニックによる修復でコースに戻る事ができました。
自分はそのままメディカルセンターに運ばれ、左肩脱臼の処置をしてもらった後、全身麻酔で眠り、病院へ運ばれました。大きな転倒ではありましたが、幸いにも大事には至らずに済みました。
転倒を振り返ると、気を付けて走ってはいても転倒は起こるときは起こるし、走行していたタイミングや位置など運も悪かったなと思いますが、もう少し冷静になって視野を広く持たないといけないなと感じています。
チームは残りのレースを走り切り、総合24位、SSTクラス11位でチェッカーを受けました。
ミスがなければ表彰台争いができていただけに、レースを台無しにしてしまって悔しくてたまりませんが、これもレースだと受け入れる他ありません。今回の失敗を次に繋げるべく、教訓にして強くなりたいと思います。
とはいえ、ポジティブだった点もありました。課題でもあったコースイン直後のタイム出しや、アベレージの向上、難しいコンディションへの対応など、以前よりも良くなっていると実感できたことは自信になりました。
次戦はホームレース、「鈴鹿8時間耐久ロードレース」です。先ずは怪我をしっかりとリカバリーして、鈴鹿では強い走りができるよう頑張りたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
Writer: 石塚健
(レーシングライダー)埼玉県出身の30歳。3歳からポケットバイクに乗り始め、ロードレースというオートバイ競技に参戦。現在は世界各国で活躍できるライダーを目指して日々、活動中。 2019年から、ヨーロッパでおこなわれる「FIM CEV REPSOL Moto2ヨーロピアンチャンピオンシップ」への挑戦を開始。2025年は「FIM 世界耐久選手権」に、フランスのDafy-RAC41-Hondaより参戦し世界タイトルを目指します。自身のチームも立ち上げ「鈴鹿8耐」にも参戦! スポンサー募集中です! 応援よろしくお願いします。









