ついに発売のヤマハ「XSR155」日本市場初のカラー「グリーン」に注目! デザイナーが語る拘りと苦労とは? ~小野木里奈の○○○○○日和~

ヤマハは、レトロな外観とパフォーマンスを調和させた“Neo Retro”シリーズの新製品「XSR155 ABS」を2026年6月30日に発売します。

日本市場初のカラーに注目

 皆さん、こんにちは! バイク好き女優の小野木里奈です。

 最近、街中でも“ネオレトロ”なデザインのバイクを見かける機会が増えましたよね。

 昔ながらの丸目ライトやクラシカルなタンクデザインなのに、どこか今っぽい。そんな「懐かしいのに新しい」という魅力を持ったバイクが若い世代の注目を浴びそう!

 そんな中、2026年6月30日に発売されるヤマハの新型「XSR155 ABS」は、まさに“自由”という言葉がぴったりな1台でした。

 今回は、このモデルのデザインを担当したヤマハ発動機クリエイティブ本部プロダクトデザイン部のデザイナーである溝越万莉さんにお話を伺いました。

 私がまず印象的だったロハスミントという塗料を使った日本市場初のカラー「グリーニッシュグレーメタリック2」。淡いグリーンのようにも見えるのですが、ただのグリーンではないのです。光の当たり方によって金属のような質感も感じられて、どこか上品。さらにそこへゴールドホイールを組み合わせることで、クラシック感と新しさが絶妙に混ざり合っていました。

 溝越さんはXSR155を一言で表すなら、「自由で遊び心のあるバイク」だと話してくださいました。

 確かに、このバイクを見ていると、“こう乗らなきゃいけない”という堅苦しさがないのです。レトロな雰囲気はありながらも、どこか軽やかで、自分の好きな服を着て、自分の好きな場所へ行きたくなるような空気感があります。

 最近のバイクは未来感の強いシャープなデザインも多いですが、XSR155にはどこか懐かしさを私は感じました。その理由について伺うと、「ネオレトロ」というテーマをとても大切にしているとのことでした。

 レトロとモダン。普通なら相反する2つの要素ですが、それを組み合わせることで、XSR155らしさを表現しているそうです。

ヤマハ「XSR155」に跨るヤマハのデザイナーの溝越万莉さんと小野木里奈さん
ヤマハ「XSR155」に跨るヤマハのデザイナーの溝越万莉さんと小野木里奈さん

 特に今回、溝越さんがどうしても実現したかったのが、このロハスミントとゴールドホイールの組み合わせ。確かに、実車を見るとかなり印象的なんです。

 グリーンというと、少し派手だったり個性的すぎるイメージを持つ方もいるかもしれません。でも、この色はどこか柔らかさがある。クラシックバイクの重厚感を残しながらも、「こんな自由な表現もアリなんだ」と感じさせてくれる新鮮さがありました。

 実はこの色、かなり開発が難しかったそうです。完全なツヤ消しでもなく、ピカピカのツヤありでもない“半ツヤ”仕上げ。さらに、金属感のある下地に薄いグリーンの膜を重ねたような絶妙な色味を出すために、何度も調整を重ねたとのこと。

 そして、グリーンに合わせるゴールドの色味もかなり悩んだそうです。ただゴールドにすれば良いわけではなく、「このグリーンにはこのゴールドじゃないと成立しない」というこだわりがあったと話してくださいました。

 さらに驚いたのが、タンクのラインデザインについてのお話。

 私たちが何気なく見ているタンクのグラフィックですが、実はバイクのデザインって平面ではなく立体に描かれているため、特にタンクの曲面部分は、一歩間違えるとラインが不自然に見えてしまうそうです。

 XSR155も、その曲線を美しく見せるために何度も試作を重ねたとのことで、工場側から「そこには貼れません」と言われることもあったそうですが、それでも理想の曲線表現を諦めなかったと聞いて、「デザインって本当に執念なんだなぁ…」と感じてしまいました。

 ちなみに、溝越さん自身がこのバイクの一番好きな角度は“フロントクォーター”。つまり、少し斜め前から見た角度です。

 実際にその位置から見てみると、確かにすごく綺麗なんです。タンクからシートへ流れるライン、ゴールドホイールの見え方、丸目ライトとのバランス。思わず「わ、かっこいい……」と声が漏れてしまうような角度でした。

 XSR155には3色のカラーリングが用意されています。

 シルバーは素材感を活かしたストレートな格好良さ。ブラックはヤマハの名車「RZ」を思わせる、往年のヤマハファンにはたまらないカラー。そしてグリーンは、若い世代や初心者ライダーにも「なんか楽しそう!」と思ってもらえるような、新しい挑戦のカラー。つまり、“誰に向けるか”によって、それぞれキャラクターが違うのです。

 私自身、バイクを選ぶ際には「毎日乗りたくなるバイクか?」という視点を大切にしているのですが、XSR155はファッションとの相性もかなり良さそうだなと思いました。日常にスッと溶け込みそうなバイクという印象です。

 革ジャンでクラシックに決めても似合うし、カジュアルな服装にもハマる。特にグリーンは、「人とちょっと違うものが好き」という方にはかなり刺さる気がします。

 バイクって、移動手段でありながら、自分のライフスタイルを映す存在でもあると思うんです。だからこそ、「どのデザインを選ぶか」も、その人らしさになるんですよね。

 最後に、溝越さんはXSR155について、「自分の自由を楽しみたい方に乗ってほしい」と話してくださいました。「もっといろんな場所へ行きたい。もっと新しい景色を見たい。もっと自分らしく楽しみたい」という気持ちを、このバイクが後押ししてくれるのかもしれません。

 初心者ライダーの方も、これから免許を取りたいと思っている方も、XSR155を見かけたらぜひ実車をじっくり見てみてください。特に“斜め前”から見るのを忘れずに!! 価格(消費税10%込)は53万9000円です。

 それでは、また次の月曜日にお会いしましょう!

【画像】高速道路も乗れる粋なヤツ! ヤマハ「XSR155」を画像で見る(30枚以上)

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Writer: 小野木里奈

女優。両親の影響で幼い頃にはバイクに憧れを持ち、23歳で大型バイクの免許を取得。いつか自分もお気に入りのバイクを見つけて、友達とツーリングに行くのが夢。初心者の立場で感じたことを素直に発信する。

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