クラス4位でチェッカー!! MotoEでの経験が活かされたEWC第2戦「スパ8時間耐久」決勝の模様は? レーシングライダー大久保光のレースレポート
ヨーロッパで活動中のレーシングライダー大久保光選手が、「FIM 世界耐久ロードレース選手権(EWC)」第2戦「スパ8時間耐久レース」決勝の模様をレポートしてくれました。
直前の体調不良でぶっつけ本番!!
皆様こんにちは。レーシングライダーの大久保光です。今回は「FIM 世界耐久ロードレース選手権(EWC)」第2戦ベルギーラウンド決勝の模様についてお届けしたいと思います。
決勝当日は土曜日ということもあり、いつもとちょっと違う雰囲気の流れで迎えました。
じつは私は前日の晩に体調を崩してしまい、ずっと寝込んでいました。ピットウォークにも参加できず、チームの皆様には大変ご迷惑をかけてしまいました。
なんとか一晩でバイクに乗れるぐらいには回復しましたが、朝のフリー走行はキャンセルさせてもらい、チームメイトに乗り込んでもらうことになりました。
スタートライダーはチームメイトが務めることとなりました。久々のスタートライダー以外でのグリッドで、なぜか緊張しましたが、チームメイトにアドバイスをして早々にグリッドを離れ、ピットから見守り、無事にスタートを見届けることができました。
しかし7周目にチームメイトが転倒し、マシン修復のためにピットインとなりました。私の順番は3番目だったので落ち着いてマシン修復をメカニック達にお願いし、自分の走行に向けて集中力を高めていきます。
ついに私の順番が回ってきました。朝も走っていなかった私はこれがレース当日初の走行となりました。

しかし、過去にMotoEで参戦していた経験もあり、とくに違和感はありませんでした。それもMotoEはバッテリーの関係上、レース2はいきなりグリッドに並んでレーススタートとなっていたので、そのような環境には慣れていたのだと思います。
それを裏付けるかのように、2周目には予選と同等ぐらいのタイムを出し、その後も安定したアベレージを刻むことができました。
走行中に雨が少し降り出したタイミングもありましたが、全体を通してドライコンディションで走り切ることができました。
しかし「スパウェザー」が脅威を振います。チームメイトが走るタイミングで、突然雲行きが怪しくなってきたと思ったら激しい雨が降り始めました。
ピットは慌ただしくなり、ドライタイヤを履いていた各チームは早急にピットイン。私のチームエトワールも例外なくピットインしました。その中で転倒するライダーもありましたが、私達は転倒なくタイヤ交換を終えて雨のレースを走ります。
私の2回目の走行はフルウェットのコンディション。転倒が相次ぐ中、とにかく生き残ること、次のライダーにバトンを渡すことを最優先に走りました。
何度も転倒しそうになりながらも無事に耐えて走行を終え、私の全てのスティントは終了。後はチームメイトに任せるのみとなりました。
最終的にスーパーストッククラス4位でチェッカーとなりました。正直、とても流れの悪かったレースウィークの中で4位チェッカーでしっかりチャンピオンシップポイントを獲得できたのは、シリーズ戦を考えるととても大きなことだったと思います。
そして次戦は7月の母国ラウンド、「鈴鹿8耐」です!









