ダントツのクラストップタイムを記録!! EWC第3戦「鈴鹿8耐」予選の模様は? レーシングライダー大久保光のレースレポート
ヨーロッパで活動中のレーシングライダー大久保光選手が、「FIM 世界耐久ロードレース選手権(EWC)」第3戦『2026 FIM世界耐久選手権 “コカ・コーラ” 鈴鹿8時間耐久ロードレース 第47回大会』予選の模様をレポートしてくれました。
厳しい暑さを避けて例年より早い時期に開催
皆様こんにちは。レーシングライダーの大久保光です。7月になり、ますます暑くなってきましたね。梅雨も明けて夏本番って感じがします。
例年ではこのタイミングでいよいよ「鈴鹿8耐」が始まるところですが……2026年は1カ月早い開催となりました。
それも近年の夏の異常なまでの暑さにより、ライダー、観客ともに危険な状態になりやすいということで、7月の最初の週に開催されることになりました。
私にとっては世界耐久選手権(EWC)第3戦というところもあり、しっかりチャンピオンシップポイントを獲得して、最終戦にチャンピオンの望みを残したい大事な1戦となります。
今回は走行日が1日多く設定されており、火曜日・水曜日がフリー走行。木曜日が車検日で金曜日が予選。土曜日にトップ10トライアル、そして日曜日が決勝と、長い1週間となりました。
初日のフリー走行ではセットアップもそこそこ進んで、タイムアタックに出たところで転倒してしまいました。私自身、鈴鹿サーキットでの転倒は本当に久々だったのですが、幸い怪我もなく、マシンもメカニック達のおかげでしっかり修復されました。
2日目のテストは雨模様となりました。ここでドライコンディションで良いフィーリングだったマシンの感触がうまくいかず、チームメイト含めてとても苦労する結果となってしまい、緊急ミーティングとなりました。
決勝日も雨予報となっていて、今後のレースのことも考えると大幅にセットアップを変える必要があり、金曜日の朝のフリー走行でそのセットアップを試すことになりました。午後からは予選なので、時間のない中でセットアップを進めなければなりません。

なんとか許容範囲までセットアップを進め、どのコンディションでもしっかり走れる良いフィーリングで予選を戦うことになりました。
予選1回目では思うようにタイムを上げることができなかったのですが、2回目では従来のスーパーストッククラスのコースレーコードを大きく上回るタイムを記録することができました。
そしてチームメイトも私のタイムを更に上回るタイムを出して、スーパーストッククラスダントツのトップタイムとなり、ポールポジションを獲得することができました。
世界耐久選手権では、予選でも1位から5位まではチャンピオンシップポイントが与えられるため、非常に良い結果となりました。
悔しくもスーパーストッククラスでのトップ10トライアルには届きませんでしたが、タイム差は0.5秒と、今まで夢物語だったような目標に現実味が出てきました。これだけでも大きな一歩ではないかと思います。
そして迎えた決勝は、日本の梅雨らしい、1日中雨模様のレースとなりました。これが波乱の展開だったのです!










