クラス最高レベルのパワーウェイトレシオを誇るホンダ「CB750ホーネット」2027年モデルを欧州で発表
ホンダ・ヨーロッパは2026年9月8日、ミドルクラスストリートファイターモデル「CB750 Hornet(CB750ホーネット)」の2027年モデル(27YM)を発表しました。
1998年登場の初代から受け継ぐホーネットの系譜
ホンダ・ヨーロッパは2026年9月8日、ミドルクラスストリートファイターモデル「CB750 Hornet(CB750ホーネット)」の2027年モデル(27YM)を発表しました。

今回の主な変更点は、計4種類の大胆な新色カラーコンビネーションの追加です。エンジンや車体構成に変更はなく、2026年モデルで確立されたスペックと電子制御システムを継承しています。
ホーネットの名は、1998年に登場した初代CB600Fホーネットに由来します。コンパクトなネイキッドスタイルと市街地での優れた取り回し性を特徴とし、ヨーロッパ市場で高い支持を得ました。
2007年のモデルアップグレードでは「RR」由来のトップエンドパワーとよりアグレッシブなスタイリングが採用されました。その後、2023年モデルで現行世代へと刷新され、エンジンやフレームを一新。ホンダのローマR&Dセンターが主導したミニマリズムに基づくストリートファイタースタイルを採用し、クラス最高レベルのパワーウェイトレシオを実現しました。
2025年モデルではデュアルプロジェクターヘッドライトの採用やサスペンション設定の見直し、新たな5インチTFTスクリーンの搭載が行われ、2026年モデルでは「Honda E-Clutch(ホンダ Eクラッチ)」をオプション設定するという大幅なアップグレードが実施されました。
搭載エンジンは、ボア×ストローク87mm×63.5mm、圧縮比11.0:1の排気量755cc水冷4ストロークSOHC 8バルブ並列2気筒です。最高出力67.5kW/9,500rpm、最大トルク75Nm/7,250rpmを発揮し、装備重量192kgの車体と組み合わせることで0.35kW/kgというパワーウェイトレシオを実現しています。
シリンダーヘッドには、モトクロス競技用モデルCRF450Rにも採用される軽量・コンパクトなユニカム(Unicam)構造を採用。特許取得済みのボルテックスフローダクトがサイドスクープからエアボックスへの均一な空気分配を促し、46mm径スロットルボディへのダウンドラフト吸気と組み合わせることで鋭いスロットルレスポンスを実現しています。270°クランクと不等間隔爆発が、キャラクター豊かな2気筒の鼓動感を生み出しています。
最新のCB750 Hornetでは、スロットル・バイ・ワイヤ(TBW)により、SPORT、STANDARD、RAINの3つのデフォルトライディングモードに加え、各パラメーターを任意に設定できるUSER1/USER2モードを搭載しています。
また、Honda Selectable Torque Control(HSTC)はウイリーコントロールを統合し、エンジンパワーデリバリーおよびエンジンブレーキの調整はそれぞれ3段階で設定可能です。全システムは5インチフルカラーTFTスクリーンと左ハンドルバーの4ウェイトグルスイッチから操作します。
ディスプレイにはオプティカルボンディングを採用し、直射日光下での視認性を向上。Honda RoadSyncによるスマートフォン連携機能により、ナビゲーション、通話、音楽再生をハンドルバーのスイッチから操作できます。エマージェンシーストップシグナル(ESS)とオートキャンセルウインカーも全モデルに標準搭載されています。
26年モデルよりオプション設定のHonda E-Clutchは、2024年モデルの「CB650R」および「CBR650R」でデビューした技術です。クラッチレバーを操作せずシフトペダルのみで発進・停止・変速が行えるシステムで、車速、スロットル開度、エンジン回転数、シフトペダルへの圧力などのパラメーターに基づいて点火時期と燃料噴射を最適にコントロールします。
CB750ホーネットではスロットル・バイ・ワイヤとの連携によりシフトダウン時のオートブリッピングも機能し、極めてスムーズな変速が可能です。E-Clutch搭載モデルの装備重量は196kgで、通常のクラッチレバー操作への切り替えもいつでも行えます。
足回りはショーワ製41mm SFF-BP(セパレート・ファンクション・フロントフォーク・ビッグピストン)倒立フォーク(ストローク130mm)とプロリンク式リアショック(ストローク150mm)を採用。制動はフロントにニッシン製ラジアルマウント4ピストンキャリパー+296mmダブルディスク、リアに1ピストンキャリパー+240mmシングルディスクが担います。
純正アクセサリーはスタイルパック、スポーツパック、コンフォートパック、デザインパックの4種類のパッケージにより選択でき、SC-Project製スリップオンマフラーなども個別に設定されています。
2027年モデルでは「ガンメタルブラックメタリック&マットバリスティックブラックメタリック」、「マットベータシルバーメタリック&イリジウムグレーメタリック」、「グリントウェーブブルーメタリック&マットバリスティックブラックメタリック」、「グランプリレッド&ガンメタルブラックメタリック」の4色が用意されます。






































