アクセル操作をエンジンに伝える! 近年では存在しない車両も!? 「スロットルワイヤー」とは?
バイクには様々な専門用語が存在しますが、この企画ではそうした「バイク用語」について解説していきます。今回は「スロットルワイヤー」についてです。
アクセルグリップとスロットルバルブをつなぐケーブル
バイクには様々な専門用語が存在しますが、この企画ではそうした「バイク用語」について解説していきます。今回は「スロットルワイヤー」についてです。
スロットルワイヤーとは、ライダーがアクセルグリップ(スロットル)を回した動きを、エンジンの吸気系に伝えるためのケーブルです。「アクセルワイヤー」や「スロットルケーブル」とも呼ばれ、主に機械式スロットルを採用したバイクに使用されています。
アクセルグリップを回すと、内部のワイヤーが引っ張られ、キャブレターやスロットルボディに設けられたスロットルバルブが開きます。これによってエンジンに取り込まれる空気の量が増え、それに応じて燃料の供給量も変化し、エンジンの回転数や出力が上昇します。

つまり、ライダーのアクセル操作を機械的に伝え、エンジンの出力を調整する役割を担っているのです。
スロットルワイヤーには、一般的に金属製のインナーワイヤーと、それを覆うアウターケーブルが使われています。また、車種によってはスロットルを開くための「引き側」と、閉じる方向に操作するための「戻し側」の2本を備えています。
ただし、スロットルバルブを閉じる基本的な力はリターンスプリングによるもので、戻し側ワイヤーはその動作を補助する役割といっていいでしょう。
ワイヤーの張り具合が適切でないと、アクセル操作に対する反応が鈍くなったり、逆にハンドルを切った際にエンジン回転数が変化したりすることがあります。また、劣化や潤滑不良によって動きが悪くなると、アクセルがスムーズに戻らなくなる危険もあるため、定期的な点検が必要です。
なお、近年はアクセル操作をセンサーで検知し、モーターでスロットルバルブを動かす「電子制御スロットル(ライド・バイ・ワイヤ)」を採用したバイクも増えています。この方式では、アクセルグリップとスロットルバルブを直接つなぐスロットルワイヤーは存在しません。
















