現在のハーレー・カスタムシーンで高い人気を誇るモデル「FXR」開発ストーリー “不人気車”から復権した理由とは

数年前は不人気だったFXRTも現在では高い人気を博す車両のひとつ。写真のセレクテッドカスタムモーターサイクル製作の一台はフルゲイン製レプリカカウルを装着し、往年のツアラースタイルを再現。
1979年に登場したFLTが後にFXRへ発展したといえるモデル。軽快はハンドリングを実現する為、巨大なフェアリングはフレームにマウントされる。
1987年のFXLR、ローライダーカスタムはライザー一体型のハンドルバーやメーターダッシュを持たないタンクなどモデル名のとおりカスタム感を強めた仕様。現在でも中古市場であまり見かけることのない希少車である。
大阪のモーターサイクルフォースが製作したFXRカスタム。前後サスの変更や大排気量モーターの搭載、美しいペイントワークなどで各部がスープアップされている。
大阪のモーターサイクルフォースが製作したFXRカスタム。前後サスの変更や大排気量モーターの搭載、美しいペイントワークなどで各部がスープアップされている。
1982年、ショベルヘッド時代に登場したFXRとFXRS(写真はFXRS)。“S”はご覧のとおりキャストホイールが純正採用されたハイグレードモデルとなっている。
1979年登場FLTフレームの設計図。直進安定性とショートホイールベース化を両立する為、フォークより前方にネック位置が設定される独特の構造となっている。後にエリック・ビューエルが開発したマシンたちと同様、ピロボールマウントなど共通した設計も見え隠れする。
1983年、ショベルヘッド最終年(厳密にはソフテイルのみがEVOだった1984年)に登場したのが巨大なカウルとサイドバッグを備えたFXRT。ステップ周りがフットボードとなったモデルはFXRDという型式名となっている。
FXRフレームにTCモーターを搭載するのも近年のH-Dカスタムトレンドのひとつ。写真は九州・福岡のヴィダモーターサイクル製作のTC-FXR。

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