標高4000m超のゴールを目指してバイクで駆け上がる! アメリカのレースに挑戦した3組の日本人たち

決勝レースで転倒した岸本選手は左足首を骨折する重傷を負った。病院へ搬送された翌日に緊急手術を受けて骨折部分を固定され、レースから3日後に帰国した
たくさんの観戦客が見つめる決勝レースを走る新井選手。ここは「ミドル」から「トップ」へセクションの切り替えとなるデビルズプレイグラウンドという地点。標高は3900mほどあり、低い酸素濃度に合わせたキャブセッティングがますます重要になってくる
決勝レースでクラス3位となった井上選手だが、上位の2台はアプリリア・トゥオーノとBMW S1000Rで排気量やパワー、走行性能が格上のマシン。その中でZ900RSというストリートバイクで結果を残したことは、大きく評価されるべき快挙
7月1日に行われた表彰式。井上選手(右)はヘビーウェイトクラス3位入賞の表彰を受けた。中央はレニー・スケイスブルック選手(アプリリア・トゥオーノV4 1100)、左はコディ・バズホルツ選手(ドゥカティ・ムルティストラーダ1260)
ヘビーウェイトクラス2位、2輪総合3位を獲得したバズホルツ選手とドゥカティ・ムルティストラーダ1260。同車両はPPIHCの常勝マシンでもあり、ラインナップには「パイクスピーク」の名を冠したスポーツ仕様車も揃っている
エキシビションパワースポーツクラス1位、2輪総合2位を獲得したルーシー・グロックナー選手(BMW S1000R)。女性ながらパワフルなライディングでHP4 RACEのパーツを多数組み込んだS1000Rを走らせ、見事にPPIHCを制した
ヘビーウェイトクラス1位、2輪総合1位と完璧なレースを見せたスケイスブルック選手(アプリリア・トゥオーノV4 1100)。決勝タイムの9分44秒963は二輪のコースレコード更新ともなるすばらしい記録で、4輪を含めた総合でも7位という好成績に
ドゥカティは車両開発とプロモーションを兼ね、ストリートファイターV4 プロトタイプを投入。走らせたのはトップライダーのカーリン・ダン選手だが、記録更新が確実視された決勝レースのフィニッシュ直前に転倒、残念なことに帰らぬ人となった
標高4301mのゴール地点を目指すPPIHC
独自設計の電動スポーツバイク「韋駄天X改HC」は、立ち上がり加速のよさとコーナリングスピードの速さという電動ならではの特徴がPPIHCのコースと相性がいい。練習と予選を順調にこなしてきたが、決勝レースで痛恨の転倒を喫した
井上選手のZ900RSは、前後オーリンズ製サスペンションの他、ワンオフのアルミ製スイングアームや燃料タンク、ブルーサンダース製シートカウルなどを装着。エンジンはZ1000をベースとしてレーシングチューンを施し、最高出力を上げている
新井選手のKZ1000MK2はフレーム補強に加えて前後ホイールを17インチ化。走行性能向上とともにハイグリップタイヤの装着を可能としている(ピレリ・ディアブロスーパコルサ)。オリエントエキスプレス製シリンダーで排気量は1293ccに拡大
井上選手のPPIHC参戦はiconがスポンサーとなり、ヘルメットやレーシングスーツの提供のみならず参戦体制を全面的にバックアップ。これにより井上選手はライディングのみならず高地トレーニングやコース習熟にもより集中することができた
新井選手にとって今回が4度目の挑戦。2016年は100台制限のためエントリーが受理されない苦難も味わったが、それでも「夢を広げてくれたレース」と参戦を継続してきた。目標の10分台には届かなかったが、最後の挑戦となった今年のレースに悔いはなさそうだ

この画像の記事を読む

画像ギャラリー

最新記事