スチールボディの国産スクーター 三菱最後の2輪モデル「三菱シルバーピジョンC140」は渾身の意欲作だった

三菱コルト1000もHans Bletznerがデザインを担当。三菱初の4ドアセダンとして1963年に初代モデルが発売。OHVの直列4気筒エンジンを搭載し、当時のツーリングカーレースでも活躍した逸話を持つモデルです。(写真提供/三菱自動車工業)
エンジン回転数に合わせてポジションランプ(左)、ヘッドランプを切り替える(右)ギミックを搭載。走行中はヘッドランプが点灯し、信号待ちや停車時にはポジションランプへと自動的に切り替わる(写真/Kentaro Yamada)
フロントフェンダー上の三菱マークは初代デボネアのフロントグリルに装着されていたマークと同デザイン。いまでは見られない旧デザイン(写真/Kentaro Yamada)
ホイールは前後10インチで、フロントフォークには油圧式サスペンションを採用。マニアが所有する写真のC140は足周りのコンディションも良好(写真/Kentaro Yamada)
初代デボネアのリア・サイドフラッシャーにも似たティアドロップ型のフロントウインカー。なかなか凝ったデザイン(写真/Kentaro Yamada)
メーター内には速度計やオドメーターのほかに、ギアポジションインジケーターを装備。1/N/2/3とギアを切り替える度にインジケーターが点灯(写真/Kentaro Yamada)
フロアパネル右側にあるペダルはリアブレーキペダル。左側にある黒い小さなボタンはハイビーム用のスイッチ(写真/Kentaro Yamada)
テールランプとウインカー。この特徴的なテールユニットのデザインは、一説によればジェット機の噴射口をイメージしているとか(写真/Kentaro Yamada)
空冷並列2気筒の2ストロークエンジン。リア周りは片持ち式のスイングユニット。空冷ファンの後ろに伸びているメッキの筒がマフラー(写真/Kentaro Yamada)
スイングユニットには駆動系をレイアウト。エンジンはリアのボディパネルを前方に跳ね上げると露出する作りで、整備性は比較的良好(写真/Kentaro Yamada)
1963年に発売された「三菱シルバーピジョンC140(Mitsubishi Silver Pigeon C140)」(写真/Kentaro Yamada)
フェンダーとレッグシールドが一体となったフロント周りと、リア周りのプレスラインが印象的なサイドビュー。ロー&ロングな車体は全長1,980mm。現行125ccスクーターのベストセラー、ホンダ「PCX」の全長1,925mmと比べれば、この車両がいかに大柄な車体かが分かる(写真/Kentaro Yamada)
Hans Bletznerがデザインした初代「デボネア」。1964年に初代モデルが登場し、その後は細かなマイナーチェンジを加えながらも、Hansの手によるデザインを大きく変えることなく、なんと1986年まで生産。「走るシーラカンス」との異名でも有名な車両(写真提供/三菱自動車工業)
キーシリンダーの脇には小さなランプを装備。暗い場所で鍵穴を照らすためだけの装備で、レッグシールド左側のスイッチを操作して点灯(写真/Kentaro Yamada)

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