カワサキ「Z2」エンジン左下床にオイルの滴り発見!! その対策方法とは?【応急処置編】 〜日本の至宝「空冷4発」を未来へ継承〜Vol.9

こんな場面で良い仕事をしてくれる高性能接着剤がセメダインのスーパーXです。接着力が高く乾燥した後でもカチカチにならず弾力性が残るので、このような個所の修理には最適のようです。作業前の重要な段取りに「脱脂」がありますので、接着剤で養生する前にはグロメットだけではなく、周辺の徹底脱脂が必要不可欠になります
配線を外部へ取り出す部分は、無理なく配線を取り回せるように、アルミカバーに空間があります。過去に養生修理された形跡が無いカバーは、グロメット部分に茶色くなった接着剤の痕跡を見て取れます。この空間部分も徹底的に脱脂乾燥してから液状ガスケットを流し込んでグロメットを封じ込むようにします
この企画では、1975年式のカワサキ750RS/Z2-A後期モデルのフルレストアを実践します。1970年代から走り続けてきた姿を残しているので、ノンレストアで走らせ続けたいとは考えますが、現車を目の前にするとあまりにヤレが目立つのでフルレストアを決意しました。購入時には車検が残っていましたので、作業開始前に現状コンディションを知る意味で試運転を繰り返し行いました
高速道路で試運転して、直進性や高速ハンドリングを確認して帰宅。翌日、サイドスタンドで停めてあったエンジン下を見るとオイルが滴っていました。床に寝転がってエンジン下を覗き上げると、オルタネーターカバーの配線グロメット部分から、エンジンオイルが滴り出ていました
エンジンカバーを取り外した直後の画像です。三相交流発電のステーターコイルから立ち上がった3本の配線が表へ出ますが、その部分にゴムグロメットがあります。エンジン熱や経年劣化でゴムが縮んで硬化しすることで、隙間から温まったエンジンオイルが滲み出てしまうようです
グロメットだけではなく周辺も含めてしつかり脱脂洗浄した後に、内側は「スーパーX」接着剤で封じ込めます。配線を取り回す空間部分へは、シリコン系液状ガスケット{スリーボンドの1103黒}を流し込んで、グロメットの前後を完全に封じました。この作業後は、エンジンオイル滲みや滴りが皆無になりました

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