カワサキ「Z2」エンジン左下床にオイルの滴り発見!! その対策方法とは?【応急処置編】 〜日本の至宝「空冷4発」を未来へ継承〜Vol.9
メイド・イン・ジャパンのモーターサイクルを代表する一台として、誰もが認める存在と言えるのがカワサキ「Z1/Z2」シリーズです。バイク仲間の友人が、長年所有し続けてきた1975年式750RSを購入して、将来的にはフルレストアで仕上げてみようと考えているのが、この企画になります。スペアの外装パーツでオールペン依頼して、同じ1975年750RS/Z2A後期モデルの、もうひとつのカラーリングとして知られる通称「青玉虫」カラーに仕上げて頂きました。早速、外装部品をリフレッシュして……とは思いますが、ここは我慢です。フルレストア完了まで部品棚の上へ仕舞っておくことにしました。ここでは、以前から気になっていたエンジン関連のオイル漏れ修理を先行しようと思います
超両極端な2ストトリプルと空冷4気筒のカワサキ
バイク仲間の紹介で幸運にも購入することができた、カワサキ「750RS/Z2」、1975年式Z2-A後期モデル。通称「茶玉虫」の外装パーツは、この世代のカワサキ車に多いペイントの色抜け=退色によって、写真では、ヤレた感じが良い雰囲気!? に見えるかもしれませんが、肉眼で見ると、それはもう、見るに耐えないと表現するに相応しく、言い方を変えれば「みすぼらしい雰囲気」なのです。

別途手に入れた純正の中古外装パーツを利用して、同年式の通称「青玉虫」カラーへと、フルレストアに先駆けてオールペンを実施しました。リフレッシュした外装パーツを現状の車体に取り付けただけでは、細部のヤレ感が気になってしまい、バランスが取れません。当初から、このZ2はフルレストアするつもりで購入していたので、ここはガマンになります。完成した外装パーツは、車体のフルレストアが完成するまでしばらくの間は、部品棚にストックしておくことにしました。
フルレストアに取り掛かる前に、エンジンコンディションがどんな感じか? 車体のコンディションはどうか? まっすぐ走るか? 電気系は操作通りに正常に作動するか? などなど、しばらくは購入当初のスタイルで試運転を繰り返しました。
現代のバイクと比べることなどできませんが、威風堂々とも表現できるその風格と、どっしり感のある走りは、決して速いものではありません。しかし、気持ち良く、しかも、ゆったり走ることができます。
このエンジンフィーリングが、今尚、数多くのライダーに愛され、多くの兄貴分Z1が里帰りして、日本の地で走っている、最大の理由のような気がしています。高校生の頃、4年落ちでZ750F(車名変更されたモデル)ことZ2/A4を購入したぼくですが(24回払いの月賦購入でした。今時「月賦」なんて死語ですかね!?)、当時をフラッシュバックさせてくれる走りそのものでした。
750SS/H2-Aも所有していましたが、本質的にまったく違ったキャラクターのバイク同士だったので、同じメーカーであるカワサキが、しかも同じ時期に、よくぞここまで両極端なモデルを作ったものだと感心してしまいます。
スロットルを開け続けることが、何よりも楽しい750SS/H2!! それこそがまさに「命」と言えた2スト・トリプルに対して、ロングクルージングでも疲れることなく、決して機嫌を損ねること無く走り続けることができたのが、同じカワサキでも空冷4気筒モデルでした。





