エンジンコンディションは吸排気バルブ周りが大きく影響!? 〜日本の至宝「空冷4発」を未来へ継承〜Vol.27 1975年型のカワサキ750RS/Z2-A後期モデルのフルレストアを実践しています。1973年発売の初代モデルからシリーズ最終モデルのZ750Four/D1まで、車両型式はZ2F、エンジン型式はZ2Eで共通です。下処理とリペイントによって、エンジン打刻が読めるようになりました。 iB井上ボーリングでは、今も昔もカワサキの空冷4気筒と旧いハーレーはシリンダーヘッドの修理依頼が数多いそうです。四輪エンジンよりも二輪エンジンの内燃機加工依頼が圧倒多数です。バルブガイドのセンターリング後にシートカット段取り中 フェース研磨後の吸排気バルブに測定治具を当てて、バルブシートの当たり位置を決定します。その治具で得たデータから、シートカッターのセッティングを行ないます。高性能な機械でも「操る人」次第で、仕上がり精度が大きく左右されてしまいます 再利用する吸排気バルブの当たり面=シート面は、フェース加工機で研磨してコンディションを整えます。バルブを軽量化するなどの作業ではありません。専用マシンにセットされる回転砥石で、必要最小限の研磨量で作業進行されます 吸排気バルブの擦り合わせ&当たり確認を終えたら、それぞれのバルブをセットした状態で、負圧テスターを利用して各バルブの密着度を確認します。吸気ポートの端部平面や排気ポートのガスケット面に測定機器を押し付けて作業進行します バルブシートの当たり部分に極小なゴミが付着するだけでも、ゲージの針が規定範囲外を指してしまいます。つまり、未燃焼ガスに含まれるカーボンの堆積や噛み込みによっても、圧縮圧力が低下するという意味でもあります。 取材撮影協力/iB井上ボーリング 時系列的には、エンジンペイントの実践前に作業依頼していたのが内燃機加工です。シリンダーヘッドは、旧排気バルブガイドの入れ替えと、吸排気バルブのフェース加工、シートカット&擦り合わせになります。まずはシリンダーヘッドの内燃機加工から開始です iB井上ボーリングでは、今も昔もカワサキの空冷4気筒と旧いハーレーはシリンダーヘッドの修理依頼が数多いそうです。四輪エンジンよりも二輪エンジンの内燃機加工依頼が圧倒多数です。バルブガイドのセンターリング後にシートカット段取り中 フェース研磨後の吸排気バルブに測定治具を当てて、バルブシートの当たり位置を決定します。その治具で得たデータから、シートカッターのセッティングを行ないます。高性能な機械でも「操る人」次第で、仕上がり精度が大きく左右されてしまいます すべてのバルブシートカットを終えたら、バルブの擦り合わせを行なった後に、光明丹と呼ばれる橙色の確認剤を使い、当たり具合を目視確認します。きっちり当たっている様子が確認いただけると思います。今回、指定した当たり幅は吸排気ともに1.0mmです 吸排気バルブの擦り合わせ&当たり確認を終えたら、それぞれのバルブをセットした状態で、負圧テスターを利用して各バルブの密着度を確認します。吸気ポートの端部平面や排気ポートのガスケット面に測定機器を押し付けて作業進行します 関連記事 峠道で感動!ブリヂストンの最新&最高タイヤがすごかった (PR)BRIDGESTONE 「300馬力って」「まさに夢のバイク」「トンデモ馬力」など反響 カワサキ「Ninja H2R」2027年モデル欧州で発表 船の上に“いけす”が付いてる!? 釣りに特化した水上バイクとは (PR)BRP ブームは「レーサーレプリカ」から「ネイキッド」へ!! 多彩なラインナップで賑わった「250ccクラスの4気筒エンジン」モデル 「昭和の特撮バイク」「コンセプトはいいのに」「問題は価格」など反響 カワサキ新型アドベンチャーモデル「KLE500 SE」国内導入に注目集まる この画像の記事を読む 今話題のプレミアムスポーツタイヤを箱根で徹底検証! バイク不足で高騰中!愛車の相場を調べてみる>> 画像ギャラリー