半世紀前のホンダ「スーパーカブ90」バッテリーが不調だと旧型90ccシリーズは気持ち良く走らない!!

スーパーカブ仲間から、メンテナンスをお願いされる機会が増えているのが、最近のぼくのガレージライフです。初代C90系スーパーカブは、同じスーパーカブC50/65/70系と比べて、電気系が鬼門になります。あくまでぼくの印象ですが……
アイドリングが安定しない時は、排気量やモデルに関わらず、スパークプラグから火花が出ているか? 確認してみましょう。プラグを外してキャップに差し込み、ネジ部分をエンジンに当ててキックを降ろすことで、火花を確認できます。プラグキャップが緩い時にはキャップを外し、ハイテンションコード先端を5ミリほどカットして、プラグキャップを時計回りに回して(接続部分に木ネジがある)しっかり接続させます
OHVエンジンのC100時代から、クランクシャフトエンドのステーターコイルベースにポイントが取り付けられますが(フライホイールローターの裏側に隠れる)、6ボルトの初代90ccエンジンシリーズのスーパーカブは、カムシャフト横にポイントが付きます。ベースの裏には進角ガバナーがレイアウトされています
ポイントベースを取り外すことで進角ガバナーを引き抜くことができます。その前に、ポイントカム部分を指先で摘まんで、グイッと捻ってスムーズにポイントカムが作動するか(ねじれて遠心アームが広がりスプリングが伸びれば大丈夫)確認してみます
ポイントカバーにガスケットが入っていないと内部パーツが水分で腐食する原因になるので、このタイプのエンジンは、特に、ガスケットの有無に注意しよう。タイミングの確認調整の前に、ポイントに紙を挟んで汚れを除去します。
しばらく乗っていなかった影響もあるようで、ポイント面は明らかに汚れていました。この汚れが着火不良を起こします。ノートの切れ端をポイントに挟んで引き抜くことで、ポイント面の汚れはクリーンナップできます。面荒れしているときは要注意です
念のためにパーツクリーナーでポイントを洗い流してエアーブローもしました。ポイントを開いた時に、ポイント接点面がザラザラにただれているときは、コンデンサーの不調を疑いましょう、初代C90はフレーム内にコンデンサーもマウントされているため、部品交換時にはエンジンを降ろさないと作業できません
パーツクリーナーでポイント接点を洗浄してエアーブローしたら、ポイントカムを潤滑するオイルフェルトにグリスを染み込ませます。爪楊枝の先端にグリスを取り、フェルトへ押し付けるようにして染み込ませると良いです。
マグネットローター側面の「F刻線(ファイア)」が点火タイミングなので、クランクを回して、この刻線がクランクケース側の合わせマークを通過した瞬間に、ポイント接点が開くようにタイミングを調整します。まずはポイントヒールをカム山へ載せてポイントギャップを調整し、その後、ポイントを取り付ける円盤の締め付け角度で点火タイミングを調整します
ポイント接点が上側に見えます(今は接点が閉じています)。ポイント作動軸の反対側にあるポイントヒールがポイントカムへ乗り上げることで、ポイントを開きます。ポイントが開いた瞬間に電気がイグニッションコイルへ流れて、プラグが着火します。
6ボルトバッテリーは、充電状況や保守メンテナンスを徹底的に行わないと短寿命になってしまうことが多いです。新品バッテリーに交換したときには、取り付け前の補充電を必ず行いましょう。電解液を自分で入れたときには、すぐにキャップをせず30分ほど放置し、その後、1時間ほど補充電を行います。
初代スーパーカブC100の時代から現代まで、スーパーカブのバッテリーはサイドカバー右側内部にレイアウトされています。このモデルの場合は、左上に交流電流を直流化するシリコン整流器、その下にはアルミ筒のウインカーリレーがレイアウトされています。
1970年代のスーパーカブ・デラックスシリーズには通称「かもめハンドル」が標準装備され、左右のクランクケースカバー前方には、独特なデザインのエアーダクトが付きます。このエアーダクトは、通称「クジラカバー」と呼ばれています
暖かくなり、花粉症の峠を超えると里山方面へちょい乗りツーリングへ出掛けたくなります。関東平野の北側の隅っこにあたる、栃木県の佐野市周辺は、スーパーカブに最適なツーリングコースが数多くあります。最高の眺めとB級グルメも数多くあります

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