バイクのエンジンからカチカチ音がする……「タペット音」ってナニ? そのメカニズムとは

ヤマハ「SR400/500」のシリンダーヘッドに備わるタペットクリアランス調整用のタペットカバー。画像は排気バルブ側だが、吸気バルブ側にも備わる
ヤマハのSR400/500はドラムブレーキ装備の2000年頃までは、車載工具にタペットクリアランスの計測に必要なシックネスゲージと、アジャストスクリューを回す専用工具が含まれていた
ヤマハ「SR400」のタペットクリアランスの規定値は、吸気バルブ側が0.07~0.12mmで排気バルブ側が0.12~0.17mm
ヤマハ「YZF-R1」(2018年型)のタペットクリアランスの規定値は、吸気バルブ側が0.09~0.17mmで排気バルブ側が0.18~0.23mm
4ストロークエンジンの概念図。図はDOHCの直押し式
カワサキ「Ninja ZX-10R」のエンジンはフィンガーフォロワーとバルブの軸端の間に、小さなバルブシムが挟まっている
ホンダの「CRF1100Lアフリカツイン」や「レブル1100」のエンジン「ユニカムバルブトレイン」は、吸気バルブはカムの直押し(右の矢印)のバルブシムで、排気バルブはロッカーアーム式のアジャストスクリュー(左の矢印)でタペット調整を行う変わり種
エンジンを始動するとシリンダーヘッド辺りからカチカチカチ……と聞こえる「タペット音」
動弁系のパーツが熱膨張するのを見越して、冷間時のタペット部分に設けた隙間を「タペットクリアランス」や「バルブクリアランス」と呼ぶ
タペットクリアランスが広すぎるとタペット音が発生する。反対にタペットクリアランスが狭すぎると圧縮漏れを起こしてエンジンの始動性が悪化したりパワーダウンする
スズキ「Vストローム250」のエンジンはロッカーアーム式で、アジャストスクリュー(矢印)でタペットクリアランスを調整するタイプ。画像では見えないが、吸気側のバルブも同様
ホンダ「CBR250RR」のエンジンはカムが直接バルブを押し下げる直押し式。バルブのバケット(矢印のカバー状の部品)の中に備わるバルブシムを交換してタペットクリアランスを調整する

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