タイのオートバイメーカー「GPX」日本国内で販売開始 “バイト代でも買える”手ごろな価格帯と高い品質を両立

タイのオートバイメーカー「GPX」は、2019年1月24日から日本国内での車両販売を本格的に開始。数あるモデルから厳選された3機種が登場しました。

オートバイ業界の起爆剤となるか!? タイの「GPX」が日本国内で販売をスタート

 2019年1月23日、タイのオートバイメーカー「GPX」の製品を輸入・販売するGPXジャパンは、日本での販売開始に伴いメディア発表会を開催しました。

2019年1月より販売されたタイの「GPX」製オートバイ(画像はカスタムペイント車)

 2007年に全地形対応車ATV(All Terrain Vehicle)を発表した「GPX」は、2009年に同メーカー初となるオートバイを市場に投入。2015年からは本格的にラインナップを拡充することで年間2万8826台を販売し、タイ国内の市場でホンダ、ヤマハに次ぐ売上3位のメーカーにまで成長を遂げています。

 日本メーカーのOBが監修したという、機能的で清潔、広大な新工場で生産することで、手の届きやすい価格帯と安定した品質を実現した同メーカーのオートバイは、イタリアのデザイナーを起用することで、小排気量ながら高級な印象を与えるものとなっています。

 今回の発表によると現段階で導入されるモデルは、街乗りに最適なサイズ感の「Legend 150S」(4ストローク150cc)、ネイキッドモデルの「Gentleman 200」(4ストローク200cc)、海外製の高級スポーツバイクを彷彿とさせる外観が与えられた「DEMON 150GR(4ストローク150cc)」の3モデルで、最安値のLegend150Sは価格(消費税込)25万9200円とかなりお得な設定になっています。

乗り手の若返りを担う「GPX」という存在

 GPXジャパンの代表取締役、月木康人氏は日本への導入に際し、次のように語ります。

「GPXを販売するうえで、最も重要なコンセプトが“新たなユーザーに向けて”です。誰もが気軽に乗れて楽しめる、通勤にもファッションにも、趣味の移動にも使える、日常に溶け込む気軽な相棒、GPXジャパンはそんなブランディングを目指しています。

 すでにオートバイに乗られているユーザーにおいては、セカンドバイクや、カスタムのベースとして、あるいはお子様への最初の街乗りバイクとして、オートバイの楽しみを広げる一台になってくれればと願っています。

右からGPXジャパン代表取締役の月木康人氏、月木博康氏、取締役の月木康平氏

 また、近年では乗り手の高齢化に伴い、「重いバイクはきつい、速いバイクはもういい、けど長くバイクには乗っていたい」という意見が多いように感じられますが、そうした層にもオートバイらしい外観を持つGPXは受け入れられるのではないかと思っています。

 毎年、GPXからは数々のニューモデルが発表されていますが、これらの思いから今回の3機種の輸入を開始しました。これらのモデルでGPXが認知されたらユーザーの声をお聞きしながら、将来出来には取り扱いモデルの拡大も検討してまいります」

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