ラクでエキサイティングな旋回性能そのままに、快適性向上のヤマハ新型「ナイケンGT」をいち早く試乗!!
快適性を向上し、ますますツーリングの疲労度を軽減!!
さて、話が前後してしまいましたが、ナイケンGTはナイケンとどこが違うのでしょうか? 車体を見てまず気付くのが、ウインドシールドの違いでしょう。ナイケンでは短いショートスクリーンでしたが、GTではトールタイプに換装されています。

これがコンフォート性を飛躍的に向上。左右に張り出したボディによって、腰から下のウインドプロテクションはもともと高かったのですが、ハイスクリーンによって上半身への風もシャットアウトし、全身が守られているのです。
ナイケンGTにはグリップヒーターも標準装備されています。秋冬はもちろん、バイクツーリングは春や夏でも肌寒いなんてことが珍しくありませんから重宝すること間違いなしでしょう。3段階の温度設定がメーターパネルで確認できて使いやすいのですが、これは後付けの社外品では決してできないことです。
12V DCジャックはナイケンでもメーター横に備わっていましたが、GTではシート下(車体左側)にも追加装備されています。ナビゲーションやスマートフォンだけでなく、電熱ウェアやドライブレコーダーなど電源を必要とするものは増える一方ですので、ユーザーとしては嬉しいかぎりでしょう。
座り心地がより良くなっているのはGT専用シートのおかげで、クッション厚が増し、表皮にはステッチが施されています。長い距離、長時間走行による疲労感を低減しています。

リアシートに沿って装着されるグラブバーは、ワイズギアより販売されているトップケースの取付けに配慮した新形状。ストレージを増やして、長旅のための荷物を搭載できるよう配慮されているのでした。
そして長時間駐車や、メンテナンス時などに便利なセンタースタンドも標準装備されています。フロントフォークのアウターチューブも車体色によってゴールドや黒に刷新され、差別化されました。装備内容が豪華になったことを考えると、GTは上級仕様だと言えるでしょう。
これで大排気量モデルのLMWシリーズは「ナイケン」と「ナイケンGT」の2本立てとなり、ますます魅力をアップ。「ナイケンGT」の価格(税込)は194万4000円で、ナイケンの16万2000円増しとなっています。
【了】

Writer: 青木タカオ(モーターサイクルジャーナリスト)
バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。自らのモトクロスレース活動や、多くの専門誌への試乗インプレッション寄稿で得た経験をもとにした独自の視点とともに、ビギナーの目線に絶えず立ち返ってわかりやすく解説。休日にバイクを楽しむ等身大のライダーそのものの感覚が幅広く支持され、現在多数のバイク専門誌、一般総合誌、WEBメディアで執筆中。バイク技術関連著書もある。







