バイク用品の量販店は、まさにパラダイス!~リターンライダーKANEKO’S EYE~

クルマ業界に25年以上。ドライビング・インストラクターや自動車に関する研修トレーナーをしている経験を活かし「ブランド」「商品」「こだわり」「疑問」など、現在のバイク界をピュアな目線でレポートします。今回はバイク用品量販店に注目してみました。

豊富なバイク用品に魅了されバイク乗りに復活

 20年以上潜んでいたバイク熱が再び芽生え始めて来ると、気になり出したのがクルマで移動中に見かけるバイク用品を取り扱う量販店の存在です。「寄ってみる? 寄ってみる…?」と自分に尋ねながらも通り過ぎていたのについにその扉を開けてしまいます。

アイテムを身につけ、バイクの試乗に出かける前の筆者(金子陽一)

 本当に久しぶりに入った大型バイク用品店。店内を見回すと、そこにはありとあらゆるアイテムが当たり前のように置いてあり、なぜだか不思議に気分が上がって来ます。ゆっくりと歩き始めるとだんだん商品の詳細がわかりはじめ、注目のアイテムが目にどんどん飛び込んで来ます。

 まずとにかく気になったのはウェアの取り扱いの多さでした。ジャケットはよりどりみどり、夏用モデルには風の通りをコントロールできるベンチレーション機能を持たせたモノや、そもそも風の通りの良い素材で作られているモノまで、そして安全の為にプロテクターも装備している。それは上着だけでなくライディング用のパンツやジーンズ、しっかりストレッチが効かされ、快適性と安全性をアピールしている。

「何んだこれ?」アイテムはこんなにも進化しているのか…‥。自分がバイクに乗っていた時代とはあきらかに違う。「これはおもしろい…!」試してみたい。

 ここで、クルマとの大きな差を感じました。クルマは、レースなどになれば、ヘルメット、レーシングスーツ、グローブ、シューズなどアイテムが必要となります。

 普段街中での走行にはアイテムは必要無く、クルマとの関連性が薄いのです。仮に、お気に入りアイテムがあったとしても普段乗りでレーシンググローブやレーシングシューズを身に着けていたら「なに気合い入れてるの?」か、もしくわ「キモイ!」とでも言われかねない事柄です。基本的に普段のドライビング用に作られたドライビングアイテムと言えば、グローブ、そしてドライビングシューズが一部存在しているのが現状です。

「ファッション」としても楽しめるバイク用シューズ(アルパインスターズ・STADIUM RIDING SHOE)

 しかしバイクは、必ずしもそうではない。バイクは、普段のライディングに使用できるさまざまなアイテムがあり、安全性と快適性の向上を目指しながらも、同時に「ファッション」としても楽しめる要素が抜群にあります。

 ライダー達は、自分の大好きなアイテムを堂々と身に着けて楽しみ、便利な部分や快適性を確かめながら、「こだわり」のアイテムを見つけることだってできる。そうすればモノの価値を自身で理解して所有する喜びすら感じることができるのです。

 また「ファッション」として自分を表現することだってできます。それもバイクを楽しむ大切な1つの要素になると感じました。

バイク用品店を探し訪れ商品群にワクワクする

 それからというものバイク用品店が有ったから寄るのではなく、どこにあるのかを調べて訪れるようになり、アイテムのカタログをいただいたり「これを着て、グローブはこれ、そうするとシューズは……」など、自分なりのコーディネイトを考えただけでもうワクワクが止まりません。

 バイクはクルマよりも、取り巻くアイテムが豊富にあり、それを身に着け、楽しめる。「なんて楽しんだ!」と本気で思い始めます。

バイク乗りに復活した筆者(金子陽一)とホンダ「モンキー125」

 この楽しさが、自分の心の中で「バイク乗りに復活する!」と、決めた瞬間だったのかも知れません。

【了】

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Writer: 金子陽一

トップドライバーを目指し自動車レースに参戦。幾度かの資金難から挫折しかけたところをチューニングカー雑誌の編集部に拾われ、タイムアタック/レポートドライバーを担当。現在、それらの経験を活かし自動車ブランドが開催するドライビングレッスンのインストラクター、そして販売店スタッフ向けの研修トレーナーとしても活躍中。学生時代に乗っていたバイクからはしばらく離れていたが、近年、最新バイクの進化、またバイクを取り巻く最新アイテムの進化に感動しバイク熱が復活。大型自動二輪免許も取得。クルマで経験してきたセンサーを活かして「バイク」「ブランド」「アイテム」「こだわり」など、最新のバイク界をピュアな目線でレポートする。

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