60周年を記念しアメリカン・ホンダを支えた一台を修復 荷台にはレストアされた「ホンダ50」「CB160」の姿も

アメリカン・ホンダは、同社の60周年を祝うために、バイクの配達に使用していたピックアップトラック「アパッチ10」を当時の姿に修復し、トーランス本社に展示しました。

1960年代当時の姿に修復されたシボレー「アパッチ10」

 2019年6月に60周年を迎えたAmerican Honda Motor Co.(アメリカン・ホンダ)は、60周年記念式典の一部として、1960年代初頭にディーラーにオートバイを配達するのに使用したシボレー製ピックアップトラック「Apache 10(アパッチ・テン)」を当時の姿に修復し、カリフォルニア州トーランス本社のロビーに展示しました。

1960年代当時の姿に修復されたシボレー「アパッチ10」

 アメリカン・ホンダは、1959年に事業を開始した直後、南カリフォルニア全域のディーラーにオートバイを届けるために「アパッチ10」を購入しましたが、今回の取り組みでは1977年頃の写真をもとに、白いペンキと手塗りのグラフィックスなどを施すことで当時の姿を再現しています。

 また、当時の販売員が州を巡回してディーラーをサポートするときに荷物がどのように見えたかを再現するため、荷台には世界で “スーパーカブ”として知られる「ホンダ50」と、小型スポーツバイク「CB160」が積載されました。

完全修復された「ホンダ50」と「CB160」

 荷台の左側に積載された1965年製「ホンダ50」は、米国で“You meet the nicest people on a Honda” (あなたはホンダで最も素敵な人々に会う)というキャッチコピーと共に大ヒットを記録したモデルで、日本でも販売されているスーパーカブと同じく、扱いやすさと環境性能に優れたバイクとなっています。

ランニングコンディションとされた「ホンダ50」「CB160」を荷台に積載

 また、荷台の右側に積まれた1965年製「CB160」は、250ccの高性能スポーツバイクCB77“スーパーホーク”の兄弟車と呼べる存在で、アメリカン・ホンダによると米国の二輪雑誌「サイクルワールド」では同モデルを“ベイビー・スーパーホーク”と呼んでいたといいます。このモデルはホンダ50やホンダ90からステップアップする若者ライダーに人気で「ホンダ50」同様、大ヒットを記録しています。

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 1965年までに、ホンダはアメリカで最も売れているオートバイのブランドであり、その市場占有率は約72%を占めていました。現在では31,000人以上の従業員を雇用しているアメリカン・ホンダは、ホンダとアキュラの自動車やホンダジェットなどを開発、製造、販売しています。

 同社の60周年を祝う今回のような取り組みは、モータリゼーション文化を大事にする欧米諸国らしい活動といえるかもしれません。

【了】

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