新聞配達も無音の時代に突入!? ホンダの電動コミューター「BENLY e」が東京モーターショー2019に登場
ホンダは、2019年10月25日から一般公開される第46回東京モーターショーで、大型のリアデッキやフロントバスケットを備えた電動スクーター「BENLY e(ベンリィ イー)を公開します。
「はたらくバイク」もついに電動化の時代に突入か
ホンダは、2019年10月25日から一般公開される第46回東京モーターショーで、2019年3月開催の東京モーターサイクルショーで世界初公開された電動スクーター「BENLY e(ベンリィ イー)」を展示します。

同日に展示される電動スリーター「GYRO e(ジャイロ イー)」と同じく、ビジネスユースを想定した「BENLY e」は、ガソリンエンジン搭載モデルで培った優れた積載性や耐久性を継承したもので、フロントにバスケット、リアに大型キャリアが備えられています。
ホンダモーターサイクルジャパンの加藤千明社長は、東京モーターサイクルショーの際に、バイクの電動化へついて以下のように述べています。
「私共は、次世代に向け、化石燃料の代替エネルギーとしてハイブリッドを含めました電動化への動きを活性化して参ります。
昨年、環境への対応と走る楽しみを両立させました、PCXハイブリッドとPCXエレクトリックをご用意いたしました。
PCXエレクトリックにつきましては、今後の本格的な電動化に対応し、よりよい電動二輪車のあり方についてを知見するため、都市部におけるモニタリングといたしまして今月(3月)より宮古島でのレンタルサービスを開始させましたが、さらに年内に首都圏でのシェアリングにトライしていきます。

そのPCXエレクトリックに続く、電動二輪車の第二弾として、よりハードな使用条件下にも対応できるビジネスEV、ベンリィ・エレクトリックのプロトタイプをワールドプレミアとして本日発表したいと思います。
発表、発売日や価格、スペック、販売方法の詳細につきましては正式発表までお待ちいただきますが、現在、発売に向けまして鋭意開発中であることを皆様に発表させていただきます。

また、今回、電動二輪車にとってより過酷な環境下であるモトクロスを想定し、CRエレクトリック・プロトタイプを開発いたしました。
このCRエレクトリックから得られるノウハウを蓄積し、今後のオフロードのみならず、オンロードのスポーツ走行の研究を継続して行ってまいります。
今後、ガソリンエンジンとは異なる電動車の様々な課題に対して真摯に向き合い、将来の市販電動二輪車の開発にも応用することを目的にチャレンジして参りたいと考えております」。
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小型クラスの電気バイクは航続距離の面から、決まった区間を走るルート配送での実装が先行することが予想されますが、環境性能や静寂性にも優れたモビリティだけに一般への普及にも期待が掛かります。
【了】