快適な積載や移動、目的地での過ごし方を盛り上げてくれる「トランポ」とは?

トランスポーター(バイクを運ぶクルマ)を略して「トランポ」。似て非なるものにキャンピングカーがありますが、両車は何が違うのでしょうか?

「トランポ」ってナニ?

 キャンピングカーとトランポの違いについて、日本のトランポ専門店の草分け的存在である『OGUshow(オグショー)』広報担当の太田圭祐さんに伺いました。

「トランポ」は快適なバイクの積載、移動、そして目的地で過ごすことが目的

「外見的にはキャンピングカーもトランポも似ていますが、決定的に異なるのは内装です。車の中で寝ることを目的としたキャンピングカーに対して、トランポはバイクやサーフィン、釣り、スノボなど遊びの道具を積載するための車です。車で寝ることだけではなく、遊ぶことが目的なので、その手段、道具のひとつとしてトランポがあります」

 遊び道具を積み込んで移動し、フィールドに到着してからは「なるべく長い時間遊びたい」「現地でも快適に寝たい」「道中も快適にしたい」といった希望に応えてくれる乗りものがトランポです。

 2019年で創業30周年を迎えるオグショーの小栗伸幸代表は、元モトクロス国際A級ライダーとして活躍し、現在は国内外のラリーやツーリングなど、積極的にバイクでの遊びを実践、提唱しています。

 小栗さんは、現役時代に「安価で快適なトランポが欲しい」「トランポのことで困っている人を手助けしたい」「自分がお世話になって来たバイク業界に何か恩返しがしたい」との思いがきっかけとなり、専門店を創業しました。トランポの原点は「バイクを積んで、遊びに出かける」にあったのです。

創業当時のトランポのデモカー。現役時代、当時お世話になっていたキャンピングカーの施工者に教わり、自らトランポを作成。その後『OGUshow』を起業し、全国にトランポの魅力を伝え、広めていった。

 トランポはバイクを積載しやすいことが大事ですが、バイク以外にもヘルメットやブーツ、ウエア、プロテクターなどのライディングギアや、工具箱、タイヤ、ガソリン缶なども積載します。

 ベースとなる車両にトヨタ「ハイエース」や日産「キャラバン」などの1BOX車が人気なのは、ベッドキットの他にも様々な物を積載しやすく、荷室が広くて改造しやすいためです。

 太田さんは「たとえフックや棚、ベッドキットがなくても、自分がそれを『トランポ』と思えればそれでいいんです。フックなど純正で足りないものは後から買い足せますから。オグショーでは人もバイクも載せて、快適に走れる車を作っていますが、もちろん違法改造はせず車検に通る仕様です。様々な条件を絞っていくと、1BOX車に行き着きやすいわけです」と話してくれました。

最も人気のトヨタ「ハイエース」に対し、日産「キャラバン」も「NV350」が登場してからは着実に人気を高めている。

 また「余裕のサイズの荷室を持つスーパーロングボディを選ぶオーナーも多いですね。テントの代わりにサイドオーニング(車のサイドに取り付けられ、テントの屋根を展開できる)を装備するオーナーも多いです」とも言います。

※ ※ ※

 バイクを運ぶトランポは、公道走行不可となる競技車両の運搬にも最適です。移動先では走行専用のフィールドで、ライディングに専念できるのは大きな魅力です。トランポはバイクの楽しみ、行動範囲を広げてくれる乗りものなのです。

■トランスポーターのプロショップ『OGUshow(オグショー)』
2019年で創業30周年を迎えるトランポの代名詞的存在。代表の小栗氏自らモトクロスやラリー、ツーリングで日々トランポ+バイクライフを楽しんでいる。様々な遊びに長けたお客さんが多く、交流も活発に行なっている。
静岡県浜松市東区下石田町 1841-1
TEL:053-421-0122

【了】

バイクの楽しみを広げてくれる「トランポ」の画像を見る

画像ギャラリー

最新記事