戦闘機だけじゃない! カワサキ「GPZ900R(NINJA)」の魅力がつまった映画「トップガン」
ハリウッド映画「トップガン」は、カワサキ「GPZ900R(NINJA)」と戦闘機乗りのマーヴェリック(トム・クルーズ)のタッグによって大ヒットした愛と青春物語です。
トップガンパイロットの愛機はカワサキ!!
世界的なハリウッドスター、トム・クルーズがスターダムへとのし上がるきっかけとなった映画「トップガン」。まさに映画史上に残る大ヒットとなった本作は、アメリカ海軍のトップ1パーセントに選ばれたエリートパイロットたちの愛と青春の物語だ。
公開から30年以上たった今でも、世界中に熱烈なファンを抱えている作品でもある。日本でも、今までに何度となく地上派テレビで再放送されるほどに人気の高い映画なので、リアルタイムで見ていなくても映画の名前は知っているという人も多いのではないだろうか?
そんな「トップガン」で一番印象的なのが、トム・クルーズ演じる主人公マーヴェリックが、滑走路を加速していく戦闘機と並んでバイクを爆走させるシーンだろう。バイクファンなら一度はまねしてみたいあこがれの滑走シーンに使用されたのはマーヴェリックの愛機、カワサキ「GPZ900R」、通称Ninja(ニンジャ)だ。
Ninjaは北米マーケット向けにつけられた愛称で、1984年に登場した当時、それまでのカワサキの最上位モデル「GPZ1100(1983年発売)」をはるかにしのぐ機動性、加速性を備えていた。この戦闘機と並んで遜色ない加速度とスピードは、世界中のバイクファンを熱狂させ、若くセクシーな当時のトム・クルーズのイメージとの相乗効果もあってか、90年代にはNinjaブームが巻き起こった。それ以来、人気の移り変わりが激しい大型ロードスポーツ界で、「GPZ900R」は2003年に最終モデルが発売されるまで、カワサキの絶対的な人気車種となったのだった。
この名シーンの他にも、<GPZ900R>は恋人チャーリー(ケリー・マクギリス)の愛車<ポルシェ356スピードスター>とのカーチェイスで、ポルシェでも追いつけない機動性、スピードを存分に見せつけている。またタンデムのお手本のような、恋人を乗せて夕暮れの海辺を疾走するシーンは、バイクへの憧れを加速させる。
2020年夏には、日本でもこの「トップガン」の続編にあたる「トップガン マーヴェリック」の公開が予定されている。現在公開中の予告編では、マーヴェリックが再びバイクで戦闘機と並走しているシーンも!
もちろん年齢を重ねたマーヴェリック同様、愛機は「GPZ900R」の後継機、「Ninja H2」にアップデート済みだ。スーパーチャージドエンジン搭載で時速337km出るバイクとして世界最速記録をもつ「Ninja H2」の走行シーンが見られるだけでも、やはりバイクファンとしてはこの公開を心待ちにしたい。
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