• バイクのニュース
  • ニュース
  • 首都高で稲刈り!? 一般開放されていない大橋換気所の屋上「おおはし里の社」は都会のプチ・オアシスだった

首都高で稲刈り!? 一般開放されていない大橋換気所の屋上「おおはし里の社」は都会のプチ・オアシスだった

首都高速道路株式会社は、2019年10月8日に大橋換気所屋上に整備された『おおはし里の社』の水田で稲刈りを開催しました。普段は一般開放されていない『おおはし里の社』とはどのような場所なのでしょうか。

地域住民とのコミュニケーションに活かされた『おおはし里の社』

 首都高速道路株式会社は、2019年10月8日に目黒区立菅刈小学校の児童と共に大橋換気所屋上に整備された『おおはし里の社』の水田で稲刈りを開催しました。

大橋換気所の屋上に整備された『おおはし里の社』。2箇所の水田が備えられています

 最小限の土地を利用し、高低差70mを1周400mのループ2周でつなぐ大橋ジャンクションは、再開発事業(東京都)、公園整備事業(目黒区)、道路事業(首都高速道路)の協働により建設されたもので、ジャンクション部の屋上には『目黒天空庭園』、首都高のパトロールカーが待機するスペースとしても活用されている換気所の屋上には『おおはし里の社』が備えられています。

 今回の取り組みは、地域文化や自然とのふれあいを楽しく学び、自然環境の保全などについても目を向けるきっかけとして行われたものです。なお、苗は2019年6月4日に植えられたもので、背が低く倒れにくい/粒が大きい/冷夏に強いという特徴を持つ『ふさこがね』が使用されています。

稲刈りを行う目黒区立菅刈小学校の児童と首都高の社員。『おおはし里の社』に笑顔と明るい声が響き渡りました

 参加した目黒区立菅刈小学校5年生の児童は、都内で稲刈りという貴重な体験に笑顔で取り組んでいましたが、刈り取ったお米は12月の給食で提供されるようです。

なぜ屋上に公園? 首都高速の狙いとは

 高速道路のジャンクションといえば、多くの人が太い柱を備えた無機質なコンクリートの塊を連想するでしょうが、大橋ジャンクション/大橋換気所では地球温暖化やヒートアイランド対策、生物多様性に寄与する『自然再生の緑』『公園の緑』『街並みの緑』の3つの緑の形成に積極的に取り組んでいるといいます。

大橋ジャンクション屋上を埋め尽くす『目黒天空庭園』。一般開放されているため、誰でも入園することができます

『自然再生の緑』を実現するために整備された『おおはし里の社』は、かつての目黒川周辺の原風景をモデルにしています。完成後のモニタアリングでは、地域の池から連れてきたメダカ等の繁殖、昆虫・水生生物や多くの鳥類の飛来が確認されたといいますが、実際に取材に訪れた際にも様々な動植物を見かけることが出来ました。

 また、大橋ジャンクションの壁面には周辺環境との調和を考え、常緑のツタである『オオイタビ』を用いた地表面からの緑化を行っているため、ゆくゆくはコロッセオ風の壁面に緑が形成されていく予定ともいいます。

 ちなみに、『おおはし里の社』は一般開放されていませんが、大橋ジャンクション屋上の『目黒天空庭園』は一般開放されているため、誰でも入園することができます。

 首都高の広報担当者によると、現状ではこうしたプロジェクトは計画されていないといいますが、地球温暖化に対する貴重な取り組みだけに、今後の動向に期待が掛かります。

【了】

一般開放されていない大橋換気所の屋上「おおはし里の社」に潜入!

画像ギャラリー

最新記事