カワサキ新型「W800」発売決定 往年の「W(ダブル)」を最も色濃く受け継ぐ存在
2016年に生産終了となったカワサキ「W800」が、2020年型となって復活しました。Wシリーズの元祖「650-W1」のテイストが現代版に反映されています。
東京で世界初公開、最もベーシックな現行「W(ダブル)」発売
カワサキ新型「W800(ダブル800)」が、2019年12月1日より発売されます。東京モーターショー2019でワールドプレミア(世界初公開)となり、同時に往年の名車「650-W1」(1965年発表)も展示され、そのテイストを最も色濃く受け継いでいることを表現しています。

新登場となる「W800」は、2019年に発売された「W800 STREET(ストリート)」「W800 CAFE(カフェ)」に並ぶ、もっともベーシックなスタイルのモデルです。
扱いやすさと高いレベルのクラフトマンシップ(こだわり)を持つWシリーズは、絶対値としての速度や出力に依存せず、純粋な操る悦びと、往年のビッグバイクに乗る快感を提供するものとしています。
現行Wシリーズのなかで「W800」は、前輪のホイールサイズを19インチとし、ゆったりとしたハンドリングを実現しています。そして専用のハンドルバーとシートは、STREETのクラシックスタイルなポジションと、CAFEのスポーティな前傾ポジションの中間となる、リラックスしたライディングポジションに設定されています。

排気量773ccの空冷並列2気筒エンジン(バーチカルツイン)は、小気味よいパルス感と、2本出しのマフラーから放たれる乾いたサウンドとともにクラシックなライディングフィールを演出し、外観ではブラックアウトされたSTREETとCAFEのエンジンに対し、W800は大部分がシルバーに仕上げられ、クラシカルな造形美を強調しています。
外観はクラシカルながら、アシスト&スリッパークラッチ(バックトルクの制限と軽いクラッチレバーの操作を実現)や前後ディスクブレーキ、夜間走行時の視認性を高める大径丸形LEDヘッドライトなど、装備は現代的です。また、センタースタンドとグリップヒーター、それにETC2.0車載器キットを標準装備しています。
各部にメッキ処理が採用されているW800ですが、その質感をグレードアップさせるアクセサリーとして、クロームメッキ仕上げのエンジンガード、リアキャリア、グラブバー、スロットルボディカバー(左右)、テールランプブラケット、荷掛フックナットなどが揃っています。

ちなみに、現行Wシリーズではシートの互換性があるため、W800にSTREETやCAFEのシートを装着し、ルックスとライディングポジションを変更することが出来ます。
「W800」(2020年型)の価格(消費税10%込み)は110万円、カラーリングは「メタリックグリーン」のみとなります。
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