MotoGPバレンシアテスト初日 精力的に周回を重ねたマルケス兄弟は2020年型RC213V感触を掴んだのか?
同じチームでMotoGP最初のテストに挑んだマルケス兄弟。揃ってテスト前半に転倒を喫するも、初日は、順調に周回数を重ね2020年型のマシンを操り始めています。
注目のマルケス兄弟は精力的に周回数を重ねた
MotoGP最終戦バレンシアGPが先週末開催されたサーキット・リカルド・トルモで、最初のMotoGPテストが開催されています。
2019年シーズン、年間12勝し圧倒的な強さでMotoGPクラスを制したRepsol Honda Teamのマルク・マルケス選手も2日後に2020年シーズンへ向けテストを開始しました。
テスト初日M・マルケス選手は、ターン13で転倒しますが、60ラップ走り込み1’30.698で5番手のタイムを記録しました。
また、J・ロレンソ選手の引退に伴いHRCのシートを獲得した、M・マルケス選手の弟で2019Moto2チャンピオンのアレックス・マルケス選手は、テスト序盤にターン10で転倒、早々にMotoGPマシンRC213Vの洗礼を受けます。昼食直前にトラックへ復帰したA・マルケス選手は、HRCライダーとしてデビューで53ラップ周回、タイムは132.32.3を記録し、MotoGPテスト初日を終えています。
■マルク・マルケス選手(2019 MotoGPチャンピオン)
今日の状況には大体満足しています。2020年仕様のバイクに初めて触れて、理解し始めました。アウトラップで奇妙なクラッシュがありましたが、バイクには何の問題もありません。明日は、他の分野にも集中し、さらに多くのことを理解します。忙しい一日になりますが、チームが冬の間にフィードバックに取り組むことができるように、作業を続けることを楽しみにしています。
■アレックス・マルケス選手(2019 Moto2チャンピオン)
まず、Moto2ワールドチャンピオンとして参加する機会を与えてくれたホンダに感謝します。周回ごとに改善することができましたが、それが重要であり、バイクでの時間を楽しむことができました。最初の走行で犯したミスを除けば、私にとってはポジティブな一日でした。
走行リズムはかなり良かったし、明日のためにどこを改善し集中する必要があるかわかりました。 明日の計画は、もっと多く周回することです。そうすれば、バイクをより一層理解し、バイクをもっと管理する方法を学べます。
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<テスト初日順位>
1位 Petronas Yamaha SRT F.クアルタラロ選手 1’30.163
2位 Monster Energy Yamaha MotoGP M.ビニャーレス選手 0.164
3位 Petronas Yamaha SRT F.モルビデリ選手 0.487
4位 Ducati Team A.ドヴィツィオーゾ選手 0.502
5位 Repsol Honda Team マルク・マルケス選手 0.535
【了】