全身の筋トレと脂肪燃焼も狙った『高強度インターバルトレーニング(HIIT)』とは? ~バイクde筋肉体操 Vol.12~
『バイクde筋肉体操』、最終回は総仕上げとして、高強度インターバルトレーニングを17歳のプロウインドサーファー、杉匠真君をモデルに解説しています。
全身の筋トレを一気に実現するエクササイズ
『バイクde筋肉体操』、最終回は総仕上げとして、全身の筋トレと併せて脂肪燃焼も狙った、HIIT(High Intensity Interval Training)、『高強度インターバルトレーニング』という方法を17歳のプロウインドサーファー、杉匠真君をモデルに解説しています。今回は全身の筋トレを一気に実現するエクササイズを紹介していきます。

これは「20秒間全力で運動をして、10秒間休むことを8回繰り返す」というもの。つまり、1回4分間で完結する運動です。
しかし、心肺機能の向上に筋持久力のアップ、運動機能の増進など、私たちの体に様々な効果を与えてくれます。いろいろな方法がありますが、今回紹介するのは、これまでに解説した種目を中心に、「サイドスクワット」+「ダイアゴナルリフト」+「プッシュアップ」+「ニー・トゥ・チェスト」を2サイクル、合計4分間の方法を解説していきましょう。
12.高強度インターバルトレーニング
【サイドスクワット】



【ダイアゴナルリフト】



【プッシュアップ】


【ニー・トゥ・チェスト】


一連のエクササイズが済んだら、最初のサイドスクワットに戻って、同じ順番で、もう1サイクル行ってください。2回繰り返すと4分間の運動の終了です。
短い時間ですが、かなりの強度になります。最初から飛ばし過ぎると、途中の種目でできなくなる可能性があるので、無理のないスピードで始めて、だんだんと速度アップしていくといいでしょう。この方法は、筋トレやランニングだけをやったときの約2倍以上の消費エネルギーになり、脂肪を減らすためにも役立ちます。
引き締まった体を手に入れたい男性はもちろん、シェイプアップやスタイルアップを目指したい女性にも効果が期待できます。ぜひ、チャレンジしてみてください。

「それぞれの種目を単独でやったことはありましたが、これだけ短時間の中で連続して動くと、正直言って少し大変でした(笑)。でも、確実に効いている感じがして、良い汗が出ました。バイクで走るのとウインドサーフィンで海を滑る感覚は、きっと似ていると思うので、チャンスがあったら、僕も免許を取って乗ってみたいと思っています」
杉 匠真(スギ タクマ)
2002年7月23日神奈川県生まれ。身長170cm、体重63kg。
6歳の時から本格的にウインドサーフィンを始める。ジュニアユース選手権では、2009~14年の小学校6年間連続優勝という記録を樹立。11年から波の中で演技を披露するウェイブパフォーマンスをはじめ、16年度JWA(Japan Windsurfing Association)フリースタイルアマチュア年間ランキン1位に。これによってプロ資格を得て、14歳8ヶ月の史上最年少プロに。18年、PWA(Pro Windsurfing Association)のU-17年間チャンピオンを獲得。その他、多数の優勝、入賞記録を誇っている。今後の活躍が大いに期待される、成長著しい若手ウインドサーファー。
【了】