可愛くて愛しいペットをバイクで運ぶにはどうすればいいの?
移動手段がバイクの場合、ペットと一緒にお出かけするにはどうすればいいのか悩んでいる人も多いでしょう。そこで今回はバイクでペットを運べるのか、安全にペット運ぶおすすめの方法について紹介します。愛するペットとのツーリングを楽しみたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
ペットをバイクに乗せる際のルールや、オススメの方法は?
犬や猫をはじめとするペットの場合、法律上では「積載物」と判断されるため、バイクに乗せて運ぶこと自体は違法にはなりません。しかし、バイクの積載物には厳密な制限があります。

まず、バイクに乗せる積載物のサイズは、長さがキャリア+30cm、幅がキャリア+30cm、高さがタイヤ接着面から2m以内に収まるものであれば問題ありません。
このように基本的なサイズは統一されているものの、積載重量制限はバイクの排気量によって違いがあります。実際に50cc以下の原付きは30kgまで、50ccから400cc超のバイクは60kgまでなど、法律で決められているのです。
実際にペットをバイクで運ぶときは、必ず上記のルールを守るようにしましょう。
では、実際にバイクでペットを運ぶ時におすすめしたい3つのパターンを紹介していきましょう。安全にペットとのドライブを楽しむためにも、ぜひ参考にしてみてください。

1つ目は、バイク用のキャリーボックスで運ぶ方法です。通常のキャリーボックスに毛布を敷き詰めたりすることで、衝撃を吸収できるようにカスタマイズして使っている人も多いようです。また、ペット専用キャリーも用意されており、ペットの体がすっぽり収まるので、カーブや振動でも落ちる心配がありません。ハードタイプは強度も強いので、万が一キャリーが取れてしまった時でもしっかりペットを守ってくれます。
通常のキャリーボックスは1万円以内で購入可能ですが、ペット専用では2~3万円ほどとなります。大事なペットのために、手間をかけるかお金をかけるか、分かれるところです。

2つ目は、ペット用のリュックに入れる方法です。キャリー同様、ペットがすっぽり収まるので安全性が高いでしょう。さらに、ペットと密着しながら移動ができるので、その様子や温もりをダイレクトに感じることができます。価格帯も2000円から7000円と幅広いため、まずはリーズナブルなものから検討するのもオススメです。

3つ目は、サイドカーで運ぶ方法です。中型犬や大型犬など、サイズ感のあるワンちゃんを運ぶときにおすすめなのがサイドカーです。50cc以下の原付きバイクにもサイドカーをつけることができますが、人を乗せることはできないので注意しましょう。
また、サイドカー付のバイクを運転する際は、あらかじめ「側車付二輪自動車」として車両登録する必要があります。用意するまでが大変ですが、1度揃えてしまえば最高のペットライフが送れるでしょう。
なお、実際にペットをバイクで運ぶときには、いくつか注意点があります。まず、ペットが嫌がる場合は無理に乗せないことです。かえってストレスを与えてしまうので、別の移動手段に切り替えましょう。
そして、必ず安全な場所にペットを乗せましょう。バイクの足元で挟んだり、バイクに同情する人が直接抱っこするなどの方法は危険です。事故が起きないようにペットを運ぶためにも、これまで紹介してきた方法を試してみてください。

また、長時間の運転をする時は、ペットにも小まめな水分補給を心がけてください。普段よりも喉が乾きやすい状態になるので、ペット用のお水を持ち歩くようにしましょう。
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バイクでペットを運ぶ時は、事故が起こらないように万全の体制を整えることが大切です。また、ペットの意思を尊重してあげながら、無理のないドライブを楽しんでくださいね。
【了】