ONE出場中の平田樹選手と“走り”の質を向上させる「動作する感覚」を養います!~バイクde体幹トレーニングVol.5~

『バイクde体幹トレーニング』では、バイクコントロールに必要な“体幹”を徹底的に鍛え上げるエクササイズを、ONE Championshipに出場中の平田樹選手とともに紹介しています。今回からは、“走り”の質を向上させる「動作する感覚」を養います。

体を“動かす感覚”を養うトレーニング

 体幹には、固定力と柔軟性に加えて、自由に動かせる「モビリティ」という能力も必要です。これはライディングやスポーツのみならず、日常生活の動きにも関わってきます。どんな動作のときも、筋肉は関節を動かすことと固定することを同時に行なっています。しかも、一つの部位だけでなく、複数の筋肉が連動して働いています。

ONE Championshipに出場中の女性総合格闘家 平田樹選手

 しかし、普段はそれを意識することはあまりありません。大切なのは体の可動メカニズムを、トレーニングを通して感じることです。そうすると、日常生活の動作に加えて、ライディングの“走り”の質を上げていくことになります。

 前回までのエクササイズは、主に固定力を高めることを目的としたものでしたが、今回からは、「動作する感覚」を養っていくものを、総合格闘技ONE Championshipに出場中の期待の新星、平田樹選手をモデルに紹介して行きましょう。

スタンディング・ニー・トゥ・エルボー

効く筋肉:腹斜筋群/腸腰筋/大腿四頭筋/臀筋群
①片手を後頭部に、反対側の手を腰骨の位置に当ててスタンバイします
②①の姿勢から、3秒かけて体を捻りながら膝と肘を近づけます。その姿勢を10秒間キープしてください
③3秒かけてもとの姿勢に戻したら、手を入れ替えてスタンバイします
②の動作と同じように、3秒かけて体を捻りながら膝と肘を近づけます。その姿勢を10秒間キープしてください。この動きを、左右交互に3回、合計6回行います

 脇腹にある腹斜筋群を収縮させることを意識して、動作してください。片脚を上げる動作のときには膝から下、下腿の力を抜いて太もも前面の筋肉の力で持ち上げることを意識するようにします。また、左右の腕と脚の連動性を上手く保つことで、体幹のスムーズな動きを意識できるようになってきます。

 このエクササイズは、脇腹の引き締め効果も期待できるので、女性であれば“くびれ”を、男性でも引き締まったウエストラインを作り出すことにも役立ちます。スピードを上げて回数をこなすのではなく、ゆっくりとした動作で、筋肉の収縮を感じて行うことが、体幹への刺激になります。

ONE Championshipに出場中の女性総合格闘家 平田樹選手

「こういった“ひねる動き”は、総合格闘技でもパンチやキックを出すときに大切になります。それに、グラウンド(寝技)に持ち込まれそうになったり、持ち込まれたりしたときに抜け出すときに体幹の強さは重要なんです。初めてバイクにまたがって、コーナリングのフォームを教えてもらいましたが、バイクでも脇腹を中心とした体幹部の使い方が重要なんだな、ということが実感できました」

■平田 樹(ひらた・いつき)身長157cm、体重52kg。

 1999年8月24日と東京都生まれ。小学校1年生の時から講道館・春日柔道クラブで柔道を始め、高校時代には創志学園柔道部でインターハイに出場。同校卒業後の2018年、横田一則が主宰するK-Clannに入門し、総合格闘技のトレーニングを積んだ。同年9月、AbemaTVのリアリティ番組『格闘代理戦争』3rdシーズンに出演し、桜井“マッハ”速人の推薦選手としてトーナメントに参戦し、優勝。ONE Championshipのプロ契約を勝ち取った。

 2019年6月15日に『ONE:Legendary Quest』上海大会で強豪アンジェリー・サバナルから1ラウンド一本勝ちを収め、華々しいデビューを飾り、2019年10月13日、両国国技館にて開催された「ONE: CENTURY 世紀」の大会では、石毛里佳と対戦し、2ラウンド4分41秒に腕ひしぎ十字固めで勝利するなど、2018年に総合格闘技デビューしてからアマチュア戦を含め全て1本で連勝している。女子総合格闘界で将来を嘱望される、若干20歳の“強カワイイ”選手。

【了】

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