ドゥカティMotoGP2020チーム体制発表 参戦マシンの姿も公開

ドゥカティは、MotoGP世界選手権2020年シーズンに参戦するMission Winnow Ducatiチームの体制発表を行いました。レースで使用されるデスモセディチには新しいボディカラーが採用されているようです。

2019年と同じライダーで挑む「Mission Winnow Ducati」チーム

 ドゥカティの「Mission Winnow Ducati」チームは、2020年3月8日にカタールのロサイル・インターナショナル・サーキットで開幕するMotoGP2020の参戦体制を発表しました。

左からダニーロ・ペトルッチ選手、アンドレア・ドヴィツィオーゾ選手。2019年と同じメンバーでレースに挑みます

 コンストラクター・ランキング3位で2019年シーズンを終えたMission Winnow Ducatiチームは、昨年と同じくポイントランキング2位のアンドレア・ドヴィツィオーゾ選手と、ランキング6位のダニーロ・ペトルッチ選手の2名体制で2020年シーズンに挑みます。

 レースで使用されるマシン「デスモセディチGP20」には、真紅のカラーに印象的なブラックとクロムメッキのディテールを配置することで、2019年に使用されたマシンとイメージを一新しています。

 今回の発表に際し、両選手とドゥカティ・モーター・ホールディングのクラウディオ・ドメニカーリCEO、ドゥカティコルセ(レース関連を担当する子会社)のルイジ・ダッリーニャ ゼネラルマネージャーは次のようにコメントしています。

 ■クラウディオ・ドメニカーリCEO

左からダニーロ・ペトルッチ選手、クラウディオ・ドメニカーリCEO、アンドレア・ドヴィツィオーゾ選手

「新しいテクノロジーによって、周囲の環境が劇的に変化し、非常に複雑な時代が到来していますが、私たちの基盤は常にレースにあります。このような状況で成功を収めるためには、研究開発に投資し続ける必要があります。レースへの参戦は、このコミットメントにおいて重要な役割を担っています。生産ライン、レース、およびニューモデルの開発に必要なコストを合計すると、全世界におけるドゥカティの研究開発費は、売上高の10%以上に相当します。

 パニガーレV4は、2020年に大幅なアップデートを施しましたが、これは私たちがレースで学んだ貴重な教訓がなければ決して実現することはできなかったでしょう。カウンター・ローテーティング・クランクシャフト、ホイールスピンとスライドに対応したトラクション・コントロール、フロントウイングを装着した効率的な空力フェアリングなどは、ジジ(ルイジ・ダッリーニャ)と彼が率いるMotoGPチームの献身的な作業からフィードバックされた、ほんの一例に過ぎません。2002年にMotoGP選手権が誕生し、ドゥカティがこのクラスに参戦して以来、この世界選手権で勝利を収めた唯一のイタリア企業であり、唯一のヨーロッパ企業でもあります。私は、この事実を非常に誇りに思っています。
 
 また、イタリアのモーターバレーを代表する企業であることも誇りに感じています。ボローニャの中心部からわずか15分の場所にあるモーターバレーには、150km圏内に、フェラーリ、ランボルギーニ、マセラティ、ダラーラ、パガーニ、そしてもちろんドゥカティなどの有名なブランドが集結しています。ドゥカティにとってのレースとは、高度なテクノロジーが生み出される場所であり、イタリアのインテリジェンスとテクノロジーを示す場所であり、そしてすべてのドゥカティスタの信じられないほどの情熱が一つになる場所でもあります。
 
 すべてのパートナーとスポンサーに感謝するとともに、アンドレア、ダニーロ、ジジ、そしてチーム全体をサポートするために全力を尽くすつもりです。今シーズン、私たちはタイトルをかけて戦い、満足のできる結果を出せることを願っています」。

■ルイジ・ダッリーニャ ゼネラルマネージャー

ルイジ・ダッリーニャ ゼネラルマネージャー(左)

「2019年シーズンはすでに終了しましたが、アンドレアは、9回の表彰台と2回の素晴らしい勝利を記録し、2年連続でライダーズランキング2位を獲得しました。また、ダニーロはムジェロで優勝して素晴らしい感動を与えてくれました。ドゥカティは、3年連続でムジェロGPを制しています。それでも、最終的な目標はチャンピオンシップでタイトルを獲得することですので、完全に満足しているわけではありません。

 20のレースが予定されている2020年は、より過酷なシーズンになるでしょう。ライバルの戦闘力も高まっているはずです。そのため、私たち全員が、タイトルを獲得するという目的意識をさらに高める必要があります。私たちはシーズンオフの間、すべてのレースとあらゆる状況で優勝争いができるデスモセディチGP20マシンを仕上げるために、全力で取り組んできました」。

■アンドレア・ドヴィツィオーゾ選手(Mission Winnow Ducatiチーム、#04)
「2019年は興味深いシーズンになりました。昨年僕たちは、今シーズンにマシンの戦闘力を高めることができる、いくつかの改善点を見つけることができました。昨年は、圧倒的な強さを見せたマルク・マルケスに次いで、3年連続でランキング2位になりました。

 しかし、僕たちもマシンのポテンシャルを最大限に引き出してベストを尽くしました。MotoGPでは、シーズンごとに展開が異なりますので、2020年に何が起こるかを予測することは容易ではありません。しかし、僕たちの目標は明確です。もう一度タイトルに挑戦することです。これまで以上に強くなるために、ドゥカティと協力してハードワークを続けています。昨年と比較して、ライバルも戦闘力を高めてくると思いますが、僕たちのマシンも大きく改善されています。今年も去年の勢いを維持できると確信しています」。

■ダニーロ・ペトルッチ選手(Mission Winnow Ducatiチーム、#9)
「2019年は、後半に苦戦しましたが、僕にとっては素晴らしい年となりました。結果から言えば、MotoGPでのベストシーズンでした。ムジェロでは、ホームレースの大観衆とドゥカティ・ファインの前で初優勝することができました。この優勝は、ライダーとしての自信を高め、今年さらに飛躍するためのモチベーションとなりました。

 ライバルも強くなっていると思いますが、僕たちのマシンも進化しています。シーズンごとに改善と成長を続けてきましたが、今年は結果を出して、昨年よりもさらに前進したいと考えています」。

※ ※ ※

 Mission Winnow Ducatiチームは、2月7日から9日にマレーシアのセパンで開催されるオフィシャルMotoGPテストでサーキットに初登場します。

【了】

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