MotoGP注目のマルケス兄弟!セパンテストはマシンに慣れることを重視!

今シーズンのMotoGP最大の注目チームRepsol Honda Teamは、マルケス兄弟がレプソルカラーのマシンでテストに参加し、2020年型RC213Vのセティングを中心に走り込みました。

MotoGP初の兄弟チームは、今シーズン大注目!

 2020年のMotoGPシーズン幕開けを告げる公式テストが、2月7日から9日までの3日間、マレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで行われました。12月1日から1月31日までは、ルールにより、レギュラーライダーのテストが禁止されています。

Repsol Honda Team マルク・マルケス選手/アレックス・マルケス選手

 シェイクダウンテストに参加したホンダ勢は、昨年のMoto2チャンピオンで今季Repsol Honda Team入りしたアレックス・マルケス選手とテストライダーのステファン・ブラドル選手(HRC)の2人。シェイクダウンテストでアレックス選手は、2020年型RC213Vで走り込み、ブラドル選手は、2020年型RC213Vの確認テストや新たな開発テストに取り組み、7日から始まる公式テストの準備を進めました。

 昨年、4年連続6回目のタイトルを獲得したマルク・マルケス選手(Repsol Honda Team)とアレックス選手は兄弟ライダーとしてレースファンに知られています。昨年は2度目の同一シーズン兄弟チャンピオン誕生という偉業を達成、今年は史上初となる兄弟チームがスタートし、話題を集めています。

Repsol Honda Team マルク・マルケス選手

 セパンテストは、連日30度を超え、路面温度も日中は60度前後と厳しいコンディションで行われました。5年連続タイトルと4年連続3冠を目指すホンダは、昨年11月の最終戦バレンシアGP後に行われたバレンシアとヘレスの公式テストのデータをもとに作り上げた2020年型RC213Vをサーキットに持ち込んでいます。

 ホンダのエースM・マルケス選手は、18年12月上旬に脱臼癖のついた左肩の手術を行い、そして昨年12月には今度は右肩の手術を行いました。M・マルケス選手は、昨年12月の手術から連日7時間前後のリハビリテーションに取り組み、この2カ月間で合計92回の理学療法とジムでのトレーニングを行い、今季初テストに向けて準備を進めてきました。右肩になるべく負担をかけないようにスムーズなライディングを心がけ、一日平均44ラップ、3日間で131ラップをこなしました。    

 テスト3日間でM・マルケス選手は、マシンのセットアップとニューパーツの確認テストに集中。最終的なベストタイムは1分58秒772で総合13番手でしたが、昨年同様、次回のカタールテスト、そして開幕戦カタールGPに向けて走りのレベルを上げていくようです。

 弟のA・マルケス選手は、7日から9日までの公式テストでは、2020年型RC213VのパワフルなMotoGPマシンに慣れるため走り込みに集中しました。3日間のテストを終えてA・マルケス選手は、18番手でしたが、トップとの差は0.693秒で、初テストとしては上々のスタートです。

Repsol Honda Teamライダーコメント

■Repsol Honda Team マルク・マルケス選手 総合13位ベストラップ1分58秒772

Repsol Honda Team マルク・マルケス選手

・1日目 1分59秒676 37ラップ 12位

「こうしてRC213Vに乗ることができてとてもうれしいです。でも今日は右肩の状態が万全ではないこともあり、フィーリングはあまりよくありませんでした。最初の走行は元気にスタートしましたが、少し落ち着かなければなりませんでした。自分のリズムを見つけて、必要なことに取り組もうと努力しました。プランはいつもと同じです。今日は35周、明日は45周、そして最終日は右肩の様子を見て決めようと思っています。重要なことは肩の状態が安定していることです。午後になっても痛みはそれほどひどくはありませんでした。辛抱強く、着実に一歩一歩進んでいきます」   

・2日目 1分59秒097 47ラップ 9位

「昨日より肩の調子がいいのでとてもうれしいです。セッション終盤、残念ながら転倒してしまいました。大きな転倒に見えたかもしれませんが、それほどスピードが出ていなかったのでケガもなく大丈夫でした。しかし、今の僕の体調では小さなミスも許されないので100%集中しなければなりません。転倒する前に今日のメニューはこなしていたのでよかったです。やらなければならないことはやれました。今日の目標だった45周を走行することもできました。明日はもっと周回できればと思います。そして、調整したマシンと新品タイヤのフィーリングをもっと理解したいです」

・3日目 1分58秒772 47ラップ 12位 

「今日はいい気持ちで一日を終えることができました。いいリズムがありました。今日は現状で可能な最大限の走りをしました。15コーナーで小さな転倒をしてしまいましたが、体調が原因の転倒でした。自分の限界を知ることができてよかったです。もちろん転倒しない方がいいに決まっていますが、ケガはありませんでした。今日は47周走行しました。まだまだ仕事はありますが、いい一日でした」

■Repsol Honda Teamアレックス・マルケス選手 総合18位 べストラップ1分59秒042

Repsol Honda Teamアレックス・マルケス選手

・1日目 1分59秒918 38ラップ 13位

「今日の仕事には満足しています。シェイクダウンテストでベースができていました。僕のようなルーキーにとって、このサーキットでMotoGPマシンを理解するためには、シェイクダウンテストがとても役立ちました。今日はユーズドタイヤで少し前進できました。シェイクダウンテストのときよりもサーキットのコンディションはいいです。たくさんのライダーがいるので、いろいろなことを学ぶことができます。まだやらなければならないことはたくさんありますが、すばらしいチームです。毎回新しいことに集中して取り組むことができます。走るごとに速くなっているので、明日も楽しみです」

・2日目 1分59秒661 66ラップ 17位

「今日はユーズドタイヤでいい仕事ができたのでとても満足しています。タイヤを学び、タイヤのフィーリングに合わせていくことに取り組んでいます。午前中にタイムアタックをしました。ベストな走りではありませんでしたが、1分59秒6はまずまずの結果でした。今日はロングランをこなせたことが最も重要なことでした。いいペースがあり、体力を確認することもできました。もっと体力が必要なことが分かりました。全体的にはいいフィーリングがありました。今やっていること、そしてやったことすべてに満足しています」

・3日目 1分59秒042 49ラップ 16位

「全体的には、フィーリングは毎日よくなっています。速く走れるようになっているし、感触もよくなっています。これが一番重要なことです。カタールGPに向けたプレシーズンテストはあと3日間だけです。まだ学ばなければならないことはありますが、走るたびにいろいろ学ぶことができています。ここまで達成してきたことすべてに満足しています。カタールの目標は、異なるコンディションでマシンのセットアップを引き続き理解していくことです。今回のテストでたくさんのことをトライできたので、満足して帰ることができます」

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公式テストトップタイムを記録したPETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamファビオ・クアルタラロ選手

 次回公式テストは、MotoGP開幕戦の地カタールで行われます。テスト3日間トップタイムを記録したPETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamファビオ・クアルタラロ選手にM・マルケス選手は、どこまでタイム差を縮められるのか。さらに、マルケス兄弟の活躍も楽しみなシーズンになりそうです。

【了】

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