72年連続開催を迎える予定だったオランダGP(ダッチTT)が史上初のキャンセル
1949年から2019年まで71年連続開催を続けていた伝統のロードレース世界選手権ダッチTTは、コロナウイルス感染拡大のため2020年の開催を中止すると発表されました。
過去日本人ライダーも多く優勝している伝統のダッチTT
FIMは、新型コロナウイルスの蔓延に伴い、TTサーキット・アッセンで6月26日から28日に開催を予定するMotoGP(ダッチTT)のキャンセルを発表しました。

1949年にロードレース世界選手権が発足されて以来、2019年まで毎年開催されていた唯一のサーキットであるTTサーキット・アッセンは、1954年までに公道を利用して開催されていたダッチTTを継続する目的でサーキットを建設し、オリジナルの16.54kmから7.7kmに短縮、1984年にはレイアウトを変更して6.1kmにレイアウトを変更しています。
さらに1999年には、メインスタンドをはじめ、コントロールタワー、プレスルーム、ピットボックスなどの大幅な工事を実施、2005年からは安全面を考慮したトラックの改修工事が進み、2006年には4,542mまでサーキットは縮小されました。

チャンピオンシップの歴史上、ツーリスト・トロフィーと呼ばれていたTTという呼称がオランダGPに継続され、サーキット近郊の教会でミサが日曜に執り行われていたことから、伝統的に決勝レースは土曜に開催されていましたが、世界的なスポーツイベントとして認識され、ファンの集客などを考慮し、2016年から決勝レースを日曜に開催しています。
1949年以降のレース数は、『MotoGPクラス』18回、『500ccクラス』53回、『Moto2クラス』10回、『350ccクラス』33回、『Moto3クラス』8回、『250ccクラス』58回、『125ccクラス』63回、『80ccクラス』6回、『50ccクラス』22回、合計271回開催されました。

オランダGPでの最多勝利は、アンヘル・ニエト選手の15勝。最多チャンピオン回数を記録したジャコモ・アゴスチーニ選手は14勝。現役では、バレンティーノ・ロッシ選手の10勝。最多連勝は、アゴスチーニ選手とミック・ドゥーハン選手の5年連続優勝です。
オランダ人ライダーの優勝は、1968年のポール・ロデヴィクス選手(オランダのメーカーヤマティ・50cc)、1977年のウィル・ハートッグ選手(スズキ・500cc)、1980年のジャック・ミデルブルフ選手(ヤマハ・500cc)、1989年のハンス・スパーン選手(ホンダ・125cc)。
2016年6月、TTサーキット・アッセンとドルナスポーツは、開催期間を2026年まで延長することで合意しています。
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