バイクで巡りたい昭和スポット 癒しの時間を与えてくれるレトロ自販機店舗『オートパーラーシオヤ』に行ってみた

コインを投入すれば暖かいお蕎麦やハンバーガーが出て来る、昭和レトロな調理自動販売機は、コンビニやファミレスにはない、癒しの時間を与えてくれます。そんなレトロ自販機が並ぶ休憩スポット『オートパーラーシオヤ』に行ってみました。

無くなりそうで無くならない、レトロ自販機が並ぶ休憩スポット

 全国数カ所に存在する、道路沿いに立つレトロ自販機が置かれた食堂(ドライブイン)は、気軽に立ち寄れて小腹を満たすには最高の休憩スポットです。

成田市郊外、県道79号線沿いある『オートパーラーシオヤ』。店内はそれほど広くないものの、駐車場はかなり広く、黄色い建物は目立つ

 一般道沿いのドライブイン自体少なくなってしまいましたが、これらの調理自販機を置く店舗が健在なのは、当然ながら需要があるからにほかならず、また地元に愛され、長く続いているお店でもあります。

 もちろんバイクツーリングとの相性もバッチリ。常駐の店員さんはいませんが、オーナーの管理により安心感があります。ツーリング途中の休憩、またはこういったレトロ自販機が置かれた店舗を目当てに走るのも楽しそうです。

 さて、今回紹介するのは千葉県を流れる利根川に近く、県道79号線沿いの『オートパーラーシオヤ』(千葉県成田市猿山935-4)です。24時間営業でいつでも暖かいものが食べられるのは嬉しいかぎり。お店の中を覗くと、やはり定番の富士電機製のうどん・そば自販機が目に入ります。

 食べ盛りの成人男性には少し小ぶりかもしれませんが、暖かい天ぷらそばやうどんが300円で食べられます。懐かしいニキシー菅の加熱時間のタイマーを眺めながら、今か今かと待つ気持ちと、その時間がなんとも贅沢です。備え付けのお箸や七味はセルフで、出来上がったらいざすすります! やはりハズさない味、安心感がありますね。

 隣には、こちらも定番のカップヌードルの自販機がありました。昔は駅前などにも普通にあったものです。少年少女時代にお小遣いをもらって食べた人もいるのではないでしょうか。

そば、うどんに並ぶ定番のハンバーガー自販機。その隣には故障したまま置かれた温かいご飯の自販機も(大塚のボンカレーライスとは……?)

 そばやうどんに並ぶ定番メニューが、ホットトーストとハンバーガーの自販機です。まさに昭和40年代から50年代の愛しきメニューですね。

 マクドナルドの国内第1号店がオープンしたのは昭和46年(1971年)のこと。ここから日本人の味覚にハンバーガーというものが加わりました。「小腹が空いたらハンバーガー」という気持ちを、レトロ自販機は満たしてくれたのです。出来上がりはアツアツなので、少し冷ましてからいただきましょう。

 また店内には、なんとライス自販機まであります。温かいご飯が自販機で買えたようです。残念ながら故障しており、おそらく今後も復活することはないのでしょう。ほかにも味わい深いデザインのコーヒーやお菓子の自販機も、故障したまま置かれていました。

 訪れた時は、地元の中学生カップル(らしき2人)がのんびりとラーメンの出来上がりを待っていて、とてものどかな時間を感じました。いまでもレトロな自販機が置かれているドライブインには、人を和ませる空気が漂っているようです。

【了】

【画像】千葉県のレトロ自販機店舗『オートパーラーシオヤ』潜入(14枚)

画像ギャラリー

最新記事